スライド写真編集は、動画編集初心者の筋トレになるかも? | "デザインってなに?"的ノート

"デザインってなに?"的ノート

デザイン的な思考やものの見方、デザインそのもののことなどを話題にします。

4月に転職して、今の職場が忙しかったり人間関係に苦労したりと、色々大変だったので、気づけばブログを随分と更新してませんでした。
これからは、ボチボチとマイペースで更新したいと思います。

近況のトピックスとしては、先月下旬にあった、40名超の親類縁者が大阪に集まった親睦会をあげることができます。
私の姉夫婦の呼びかけで、40名超の親類縁者が一同に集まって宴会をした訳ですが、親類縁者だけでこんな集まりをもつ親族というのは、日本でもそれほどないのではないでしょうか?もともと、私の親族とその縁者にあたる方々は昔から結束が強く、私の実家にはよく親戚の人が訪ねて来ていたので、このような集まりはしやすい環境にありました。また、姉夫婦が親族縁者の絆を保つことに力を入れていたのもこの会を成功させたと言えるでしょう。

さて、デザイン的な話題として私がこの会から得たものは、甥がこの会のために作成した2つのスライド写真編集です。
姉の息子にあたる彼は、もともと写真を趣味にしていましたが、この宴会では、素晴らしいスライド編集力を見せてくれました。

1つのスライドは、高齢になった私の母親や従兄弟の思い出の写真をスライドにしたものでした。
2つ目のスライドは、宴会の模様を自分で写真に収めて、それを3時間の宴会中に編集してスライドにしたものでした。
どちらも宴会の中で披露され、写真の順番や細かな編集、BGMの使い方に秀逸なものがあり、とても感心しました。

その時私はこう思いました。

「動画がもてはやされている今、スライド写真というのは時代遅れなのかも知れないが、即効性に優れているし、スライド写真の編集は動画編集に繋がるものがあるのではないか」

甥がつくった「思い出のスライド」は、実家等に残されていた写真を集めて、時間をかけてストーリー性を持たせながら編集したもので、それを見終わった親類縁者の人々は感動していました。「宴会の様子スライド」は、おそらく宴会中に初めの2時間ぐらい様子を撮影し、最後の30分ぐらいで編集したものではないでしょうか?その辺りは甥に聞かなかったので分かりませんが、短い時間で即興的に編集もBG Mも効果的なものになっていました。BGMは現在の朝ドラに使われている米津玄師の「さよーならまたいつか! 」でした。

この2つのスライド編集を見た時、「動画編集の特に初心者は、スライド編集も何回か経験しておくのが良いのではないか」という考えが浮かびました。
私は動画編集はど素人なのでほとんどわからないのですが、昔は映画が好きで、8ミリフィルで短編の映画を撮ったこともありました。

ストーリー構成を考えながら写真を繋げて編集していくという作業自体に、スライド編集と動画編集の共通性があると思います。絵画では、スケッチやクロッキーといったものが本番の絵画を作成するための基礎練習に当たりますが、そういう意味で、スライド編集は動画編集の基礎練習になるのかも知れません。スポーツで言えば、スライド編集は動画編集をしっかり行うための筋トレになると言えるでしょう。

動画編集を志している方は、何度か宴会や結婚式の披露宴などで、写真を撮り溜めて、即興でスライド編集をしてみるという試みをしてみてはどうでしょうか?きっと動画編集にも役立つ何らかの気づきを得ることができると思います。