お泊まり恋愛詩 -31ページ目

お泊まり恋愛詩

恋愛詩を集めたブログです。彼氏視点です。

かなりえっちな内容のものも少なくないですが、年齢制限せずにすむよう、端正で遠回しな表現に収めています。また、旧作に手を加えている作品が多いので、現在進行形のものはほとんどありません。更新休止中です。


後始末


ぐったりした時間が終わって

額の奥にかかった甘い靄から醒めるために

僕は水分補給をしに行く

その足で後始末スタート

君は下着を回収するところからのスタートだ


使用済みのおもちゃは電池を外して

トイレ用洗剤で洗う

色々試した結果 これが最適みたいだ


すすいだ後は ほ乳瓶用の消毒液に漬ける

これで完璧


水分を拭き取った後は ひとつひとつ別々に

密閉できる食品保存袋にしまえば完了だ


そして内側だけが白く褪せた青いおもちゃのバケツ

これもトイレ用洗剤で洗って 消毒液を溜めておく


マッサージ器はかんたんマイペットで拭いた上から

アルコールティッシュで拭く


タバスコをしみこませた魚肉ソーセージ

さすがにこれは燃えるゴミ


うずらの卵のかたちに削った石鹸の塊

同じ使い方をしたので これも燃えるゴミ


晩ご飯はこれからなので

大根の下ゆでをしながら

昆布とトビウオのだしを取る

甘鯛のワタを取って これも燃えるゴミ


君が自分の毛の落ちていそうな場所を回って

コロコロをかけていく


デジカメの写真は

データを残さない約束なので

フォトプリンターで印刷


たぶん 僕たちは

普通のカップルの十倍以上の後始末をしている

幸せは測れないけれど

後始末の時の君は きびきびと爽やかだ

こんにちは、PEPPERです。詩だけをマシーンのように投稿するだけでは、ちょいと芸がないな、ということで、CDや本の紹介を混ぜてゆくことにしました。


このサイトの前身にあたる「LOVE AS PEPPER」でもちょろっとやっていたんだけど、もう記事にしちゃおうかと。


デビュー!

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初回は、渋いところでヴォロドスのデビューCD。えらくテクニックのあるピアニストです。


技が売りの人でありがちなのは、技の限界を見せて「すごいでしょ!」っていうタイプの人。そういうのはピンとこないんだよな。技の限界を見せているだけに、ところどころギリギリっぷりを見せてしまったりして。


でも、ヴォロドスの兄貴は違う!


最後の曲はトルコマーチなので、結構誰でも知っている「授業で聞きがちな曲」だと思うんですが、


あり得ない音があちらこちらで鳴っていて、

しかも、兄貴は余裕


という怪物ぶりを見せてくれます。重要なのはココ。


余裕


「余裕でやっちゃうかー、これを。なら仕方ないか」という気分にさせられます。染み渡るような音楽性ではなくて、いたずらっぽい笑いがこみ上げるような音楽性。兄貴、最高。


ベランダの風


ベランダから見えるのは幾種類かの光

西の方角には青く残った日光の痕跡

点線を描いているのは街灯

住宅地の人通りはもうかなりまばらだ

星が見えない代わりに

あたたかいリビングの照明が

あちこちの窓に点っている


でも君は夕食に遅れたので お仕置きの時間だ

両手首を束ねて

ベランダの物干しを支える金具に結びつける

つま先立ちほどではないけれど

かかとの浮いた姿勢


身に付けているのは 保温手袋と保温靴下だけで

さっきまで僕にたたかれていたおしりが

赤くぼやけている


背伸びしたままの君はベランダの外を気にしている

僕はポケットいっぱいの洗濯ばさみを取り付けていく

上のくちびるから 下のくちびるまで

時々指ではじいたりしながら

胸を重点的に


僕が言い訳をとがめたので君にはもう

ごめんなさい しか言えない


  ごめんなさい あやまるから


  あやまってもゆるしてもらえないから つらいんだよね?


あやまる一方で湿り気を増している君を知っているので

僕は笑顔だ

締め出しを終えたら

その湿り気を口実に 次のお仕置きをしようと決めていた


  はい 舌出して


最後の洗濯ばさみは 舌を出させて噛みつかせる


  反省しろよ


聞こえるようにベランダの鍵をかける

遮光カーテンを閉めると

君はとても心細くなるはずだ

次のお仕置きはまた部屋の中なので

僕はその支度をはじめる