連続で紹介記事ってのはやらないつもりだったのですが、「のだめカンタービレ」の22巻を予約したので、みなさんにもご紹介しておきます。
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続いていくエピソードの流れが気持ちよくて、いつまでも続いていて欲しいと思うのです。のだめが強烈な巨匠おばあちゃんになるまで。かなわないのですけどね。
ただ長期間連載されているってだけなら、各話完結で延々とやっている漫画だってあるんだけど、そういうのは永遠に続いて欲しいとは思いません。「もっといっぱい読みたい」っていう感じですね。横道にそれて引っぱったり、限りなくエスカレートしたり、大河ドラマチックに続いたり、そういうのもちょっと違います。それは「一気に大量に読みたい」っていう感じかな。
話そのものは壊れた意味でも正しい意味でも並外れたピアニストと、まあ、サラブレッドなりに頑張っている指揮者が2人で主人公を張っているわけで、等身大とはほど遠いのですが、何か等身大に感じさせるような空気があるんです。のだめって。
その空気を作っているものには、2つあると思うのです。
(1)延々としたかんじ
現実ってのはハッピーエンドもバッドエンドもなくて、
それはどこで切り取るかだけの問題
っていう、そういうところがまず、等身大な空気なのかな。何か1点に収束していく感じではなくて。変化し続けるし、大変だったり悩んだりするけれども、平均すれば活き活きとしていて幸福な物語が延々と続いていく感じです。でも、そういう話はいっぱいある。「はちくろ」だって終盤ちょっと収束させる意志が強すぎて残念だったけど、割とそうだったし。
(2)案外まっとうな価値観
もうひとつは、何というか、頑張る+悩む+頑張る+相談する+頑張る+息抜き、というのがやりたいことに打ち込んでいる人の当然の生活パターンだ、という了解がずっと流れているところが、自然なんだと思います。まあ、時間配分は作劇上の都合でゆがめられていると思いますが、時間の飛び方から行くと、結構自然かな、と。
練習していない人がダメに見える
というのは、漫画として凄い。
で、シメですが、なんだかんだ言ってみたところで、理屈は別にいいんです。のだめ、好きですねえ。
