お泊まり恋愛詩 -26ページ目

お泊まり恋愛詩

恋愛詩を集めたブログです。彼氏視点です。

かなりえっちな内容のものも少なくないですが、年齢制限せずにすむよう、端正で遠回しな表現に収めています。また、旧作に手を加えている作品が多いので、現在進行形のものはほとんどありません。更新休止中です。


香りの栞


幾種類かの香りは

効能とは関係なく

原産地とも関係なく

僕の記憶の中のあるページを

めくってくれる


例えば

ユーカリのお香を焚けば

大学生時代

軽いタバコの副流煙からは

高校生時代

歯磨き粉の香りからは

小学生時代


そして

干したてのふとんからかぎ取れる

「おひさまのにおい」からは

幸せで退屈な幼児だった頃の

ぼんやりとぼやけた記憶


3年後 5年後

今日を思い出す香りは

何になるのだろう

入浴剤がマイブームなので

そのラベンダーの香り?

それとも 最近奥義を修得した

キムチチャーハンの香り?

今日を表すものなのに 想像がつかない


新しい痕跡


君が僕の部屋に残した痕跡は

置き傘とauの充電器

ヘアブラシとドライヤー

女の子ポーチと化粧品

化粧落としとやわらかいスポンジ

シャンプー、リンス、コンディショナー

ハンドクリームとリップクリーム

コーム、髪留めのゴムと髪飾り


僕が君に残した痕跡は

指輪とピアス

意地悪されて感じる体


トイレからベッドに戻ってきた僕たちは

今日から新しい取り組みをはじめる

君をあおむけにころがして

その両脚の間に僕は顔をうずめる


シャンプーでいじめられた狭い洞窟には

指が2本まで差し込める

玩具で掻き回されたぬるぬるの洞窟には

指が3本まで差し込める

そして さらに前へ

一番狭い

隠された洞窟が目的地だ


指先をそこに押し当てて ゆっくりと揉む

指圧のやり方で肌をずらしながら恥骨を乗り越えると

指のおさまりがよくて押しやすい


働くのは人差し指だけなので

親指はもっと敏感な部分を指圧する


手探りで続けられるようになったら

今度はキスをしながら

そして 愛と意地悪を混ぜた言葉を

ささやきながら


新しい入り口に

指が差し込めるまでに

何年かかるだろう


きっとそれまでに君はクラス替えがあって

何度かの試験があって

文化祭や体育祭があって

進路の聞き取りとか三者面談とかがあって

受験があって

そして卒業式があるのだろう

夢に見るには資料が足りない

あまりにもあいまいな未来の景色


文化祭を見に行って 一度だけ見た君の教室

あそこでは僕の知らない君が

僕の知らない思い出を拾い続けている


社会人の先輩として

進路の相談にも乗ってあげたい

勉強なら当分教えてあげられるだろう

でもきっと

友達とは僕の知らない声で話している

先生は僕の知らない君を指導している

君は僕の知らない話をお母さんとしている

それは

僕の知らない景色


だから

僕だけが知っている君を

僕は開拓し続ける

僕の指だけが知っている場所を

僕の舌だけが知っている場所を

僕だけが見る表情と

僕だけが聞く声を掘り起こす


じっくりと

消えない痕跡を残しながら

じっくりと

ありがとうございます。自前サイトでやっていた頃とは比べものにならないほど、多くの人に見てもらえて、驚きつつ喜んでいます。


私はこれまで、「郷に入れば郷に従え」だよな、と思って、ページを見たらペタをし、無条件にペタ返しをしていました。でも、数が増えてくるにつれて、これでいいのかな、と思い始めたのです。


「プロフが面白いと思った」「応援したいと思った」「ブログが良かった」などなど、賛成の意志があるときにペタをしようと思います。その結果、現在ペタをいただくペースでは、ペタ返しさえも全てできるとは限りませんので、ご了解ください。


また、ペタをいただくときにも、「いいね」と思ったときはぜひペタをいただきたい一方で、「つまんね」と思ったときにはスルーしていただければ幸いです。○であれ、×であれ、評価が欲しいのです。道具の使い方は人それぞれですので、無理強いすることはできませんが、せめて願わせてください。


今後とも、よろしくお願いします。