お泊まり恋愛詩 -2ページ目

お泊まり恋愛詩

恋愛詩を集めたブログです。彼氏視点です。

かなりえっちな内容のものも少なくないですが、年齢制限せずにすむよう、端正で遠回しな表現に収めています。また、旧作に手を加えている作品が多いので、現在進行形のものはほとんどありません。更新休止中です。

お久しぶりです。久々ながら、また新下駄配列です。恋愛詩はこちら

以前の13日間新下駄配列マスターコース は、新下駄配列作者のkouyさんからも「量が多い」との指摘がありました。あれはあれで「マスター」するという観点では間違いではないとは思っていますが、確かに体育会的に過ぎると自分でも思います。というわけで、三時間速習の教材を創ってみました。
 A 印象に残る、どうにか意味の通る文
 B 練習対象の文字が全て使われている文
 C 単打+練習対象の文字しか使わない文(小書き文字や記号の章を除く)
という縛りで例文を作成しましたので、その例文を、一項目につき20分間みっちり繰り返しタイプしてください。繰り返しタイプして覚えてしまえば、仕事前にざっとおさらい、というような使い方も出来ると思います。

とはいえ、結局、単一の文で練習対象の文字を使い切ることは出来なくて、概ね2文で使い切る形になりました。ニコリストの皆さんとかパングラム界隈の方々とかにはうってつけの課題だと思いますので、配列練習教材にもチャレンジして欲しいなあ、と思います。こういう縛りのある作文にはありがちなことですが、どことなく電波です。また、小書き文字を単独で打つような例文は創りきれずに、何だか痛ましいことになりました。併せてご勘弁下さい。



ではさっそく、お手元に新下駄配列の配字表 をご用意下さい。そして打つべし! 打つべし!

1【単打】 フーリガン

ブーイングに陶酔するこの人たちには、限界が来るのです。一番なくしたくない命まで、使い切ってしまいます。
ぶーいんぐにとうすいするこのひとたちには、げんかいがくるのです。いちばんなくしたくないいのちまで、つかいきってしまいます。

2【S面+単打】 英語の授業

さらにそのページの和訳が課題です。スポーツの話題なので、美文でなくスピード感が大事。
さらにそのページのわやくがかだいです。すぽーつのわだいなので、びぶんでなくすぴーどかんがだいじ。

3【D面+単打】 記者会見レベル 

平気な顔なんて出来ませんね。あれはプレスが呼べるレベルのエッチな見せるパンツですよ。
へいきなかおなんてできませんね。あれはぷれすがよべるれべるのえっちなみせるぱんつですよ。

4【K面+単打】 すごい記者

誤字も仮名遣いの揺れもほぼ無い。無尽蔵に深い知識も持っている。
ごじもかなづかいのゆれもほぼない。むじんぞうにふかいちしきももっている。

5【L面+単打】 鼻血ハリケーン

脱ぎかけの下着を下ろしたのに、目覚めずに自然な仕草をする女の子。鼻血ハリケーン。
ぬぎかけのしたぎをおろしたのに、めざめずにしぜんなしぐさをするおんなのこ。はなぢはりけーん。

6【一般拗音】 5つの短文

主将のヒューマンスキルは、脚力以上に秀でている。
しゅしょうのひゅーまんすきるは、きゃくりょくいじょうにひいでている。

竜宮城の逆臣と侵略者。
りゅうぐうじょうのぎゃくしんとしんりゃくしゃ。

女体の吸着力は百点満点。
にょたいのきゅうちゃくりょくはひゃくてんまんてん。

朝食は牛乳で、コンニャクが昼食。
ちょうしょくはぎゅうにゅうで、こんにゃくがちゅうしょく。

弱肉強食の塾業界での評価。
じゃくにくきょうしょくのじゅくぎょうかいでのひょうか。

7【特殊拗音】 3つの短文

シェイクしたファンタは、ぶくぶくジェット。
しぇいくしたふぁんたは、ぶくぶくじぇっと。

スウィートなフィッティングの後、スウェットでウォーキング。
すうぃーとなふぃってぃんぐののち、すうぇっとでうぉーきんぐ。

フェイクのチェックディスクで、フォントが無くなった。
ふぇいくのちぇっくでぃすくで、ふぉんとがなくなった。

8【一段目拗音】 2つの短文(「!」と「?」を含みます)


廃病院の脈打つコンピューターと奇妙な伝票。
はいびょういんのみゃくうつこんぴゅーたーときみょうなでんぴょう

八百人のコミュニストが芸能界デビューします!何百人ですって?
はっぴゃくにんのこみゅにすとがげいのうかいでびゅーします!なんびゃくにんですって?

9【小書き・特殊記号】 苦し紛れ……(対象文字+単打面以外も使います)

「ねぇ、きいてる?」「しぃーっ!」(そぉっと!)(すぅはぁ)

(ヴィーン・・・)「ゃめっ///、ゃだぁっ、むりだょぉっ、ゅるしてぇっ!」

おっぱいです:(.人.)

ちくびたった:(,人,)

こうもんです:( * )

めそめそ:(;へ;)

びっくり:(@0@)



以上です。お粗末様でした。

詩を読みに来た方向けのいつものリンクです。恋愛詩はこちら


そろそろ新下駄配列について書きたいことも尽きてきました。でも、それでいいのです。「新下駄配列について書きたいこと」よりも「新下駄配列を活用して書きたいこと」の方が重要なので、正しい生活に戻るといったところでしょうか。


今回は、新下駄配列の誤打鍵対策です。


●誤打鍵の分類


-単打しようとしてミス

   -2単打のつもりが1文字になってしまう(「なか」→「え」など)

      ★最適化とその副作用 についての記事に書いたとおり、

       設定の調整とマルカート打ちの会得が解決策です。

   -「げ」「ぐ」「ー」「つ」「ぶ」などが近隣の文字になってしまう

      ★英文タイプ等でも同じ問題を抱えていますね? フォーム矯正

       したほうが良いでしょう。ホームポジションの時に、人差し指や

       小指が伸び過ぎてしまっていないかどうか確認しましょう。

   -それ以外の勘違い・記憶違いによるミスタイプ

      ★単打面の練習が何よりも重要です。

       13日間新下駄配列マスターコース BASIC Lesson

       初めからきっちりやってみて下さい。少なくとも「表」面の

       癖付けが不足することはあり得ない造りになっています。


-同時打鍵しようとしてミス

   -1同時打鍵のつもりが2文字になってしまう(「れ」→「かい」など)

      ★同時打鍵が不正確です。分速120拍くらいのゆっくりしたペースで、

       同時打鍵の遅れの許容を1/40秒くらいに厳しくして練習すると、

       よいのではないでしょうか。

   -右手と左手がごっちゃになる(「べ:ぼ」/「め:や」/「ど:ご」など)

      ★両方の字を含む文を練習します。本稿の下の方に載せました。

   -横ずれしてしまう(「や:よ」/「じ:あ」/「だ:わ」/「ろ:ぬ」など)

      ★両方の字を含む文を練習します。本稿の下の方に載せました。

   -それ以外の勘違い・記憶違いによるミスタイプ

      ★苦手なシフト面を集中的に復習してください。

       13日間新下駄配列マスターコース BASIC Lesson

       苦手なシフト面についてやり直してみてください。


-運指通りにキーを反応させられなかったミス

   -思い通りに指は動いたのに、キーボードが反応してくれない

      ★性能の良いキーボードに買い換えましょう!

       参考:理想のキーボードスレWiki

   -思い通りに指は動いたのに、打鍵し切れていない

      ★タッチの軽いキーボードに買い換えましょう!

       参考:理想のキーボードスレWiki




●右手と左手の上下関係

右手と左手の上下関係がごっちゃになる、また、右手と左手の上下関係が同じ文字同士がごっちゃになる、という現象が私自身も時々ありました。そんなときのために、練習フレーズを用意しましたので、繰り返し打ってみてください。


BASIC Lessonと同じコンセプトで「対象文字セット+単打面のみからなる文字列」を示しますが、「ヴ」だけは小書き文字を使わないと例文が作れないのでそれだけ原則から外れますが勘弁してください。また、人工的な文字列で申し訳ありませんが、タイピング練習用文字列なんて電波なものだと思いますので。


(1)中段+中段

織江さんは、へそをホジられず、お湯も浴びない。


(2)中段+下段

便秘なのに、ぷぷぷぷっとヴィヴァーチェなのね。

早稲田でポン。


(3)中段+上段

ウェイター君、しーうぉんつうぉーたー。

パペットのジェシカがシェイク。

宿の暦。


(4)下段+中段

ぼろぼろの座像は偽善のフォルム。

タヌキにたづな。


(5)上段+中段

鼻血の合計は不明。

ティファールとフェンディはフィットしない。


いやいや、低頻度文字を組み込んだ文字列はS/N比が良くないですね。でも、よく間違えるものを上書きするには、電波であれなんであれ、コンテクストがあったほうが良いのです。もっと良い例文があり得るはずだと思うので、どなたか教えてください。




●おまけ
私が新下駄を使う理由とか、書き出すとこれまたそれなりに書けてしまいそうなので、書きたい欲を吐き出しておくために、ここに添えておきます。誰がどう読んでも「チラ裏」です。私自身にとってさえ。


文章を書くことを生業にしているか、それが仕事の重要な一部を占めている人であれば、基本的な能力としてタイピングや口述を遥かに超えるスピードで作文することができます。もう少し具体的に言えば、200~400字程度を塊として(必ずしもパラグラフというわけではなく)、数個から数十個の塊を考えながら文章を書くことができるものです。それだけを取り出せば、たぶん、読むよりも速いはずです。書くという作業は、実は自分の書いたものをリアルタイムで読むことを中心とした作業であって、頭の中にあるものを、明確な文章として記録してしまっても狂いはないかを確かめて行く作業なのです。


余談めきますが、口述筆記という高速化手段は、そこに問題があります。書きつつある文章の字面というフィードバックがないと、「ゆがみ」のようなものが発生してしまいがちだからです。一方で、いくら速いタイプができても、書いていることを意識せずに自然に書けなければ、文章を「読む」ことに集中できない。そういう意味で、読むように書けるよう「速くて疲れず」、読むことを妨げないよう「気が散らない」という入力方式が、文章を書くために必要なのです。私にとっての新下駄配列は、その要請に応えてくれるものです。


そしてもうひとつ、「速くて疲れない」こと、「気が散らない」ことを上回る選択の要因があります。これは、配列作者の皆様には誠に申し訳ないことに、配列作者がコントロールしきれるものではありません。NICOLAが私に全く合わないのは、NICOLAの開発者の責ではないでしょう。それは、タイプしたときの語感が自分と合うかどうかです。例えば「ヴァイオリン」は、QWERTYではごくごくスマートで素直な言葉ですが、JISかなでは勢いのある言葉、新下駄では生硬な言葉になります。「あしざま」なら、ひねくれた表現/強い表現/平易であっさりした表現という対比を感じます。こういう打鍵による語感が自分の語感と合うかどうか、そこが決定的だと私は思っています。完璧などありませんが、面白いことにこれには傾向があって、合わない配列はことごとく合わないのです。


だからこそ、たくさんのマイナー配列が乱立している今の状況は、歓迎すべき事態です。むしろもっと選択肢があっていい。ただし、日本語入力の世界の隅っこで乱立しているのではなく、願わくば、比較的有力なマイナー配列のシェアがもっと上がって、QWERTYやJISかなの層を削り取って、百花繚乱になって欲しいと思っています。


今度こそしばらく更新しないと思います。それが正しいことなのです……!