お泊まり恋愛詩 -12ページ目

お泊まり恋愛詩

恋愛詩を集めたブログです。彼氏視点です。

かなりえっちな内容のものも少なくないですが、年齢制限せずにすむよう、端正で遠回しな表現に収めています。また、旧作に手を加えている作品が多いので、現在進行形のものはほとんどありません。更新休止中です。


彼氏の側のお泊まり準備


君のほうも色々あるのは知っている。

お泊まりを重ねるたび、

部屋に増えていく女の子の付属品。


男の子の側は、

ひたすらの復習。

最新の写真を元に、昨日までの髪型をチェック。

服と下着とのラインナップ

約束と記念日と

今日のための小さな伏線の雑談

吹けば飛ぶような記憶を、額の裏側の文鎮で固定する。

今日の特別さを発見するための、頭の支度。


着の身着のままの男の子は、

そうやってお泊まりに臨む。

意地悪の支度は、君がとろけてからでも遅くない。


特急列車


地下鉄の暗い穴から噴き出す

さきがけの風が線路に誘う


僕はおだやかに抗う

立ち止まるだけのことなのに

僕はすこしだけ真剣だ


誘われた足に残る衝動を

しんがりの風がさらって去った

雨の日のデート、どこに行く? ブログネタ:雨の日のデート、どこに行く? 参加中
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窓の広い喫茶店

雨の日だからこそ雨が見たい。
あえて雨宿りをしに出かけるのがいい。
雨を背に並んで座るのもいい。
雨の思い出話がしたい。
あるいは傘の思い出話でもいい。
本を読むのも、
イヤホンを分け合って音楽を聴くのもいい。

退屈したマスターが話しかけてくるような店なら、
さらにいい。
べたべたして冷やかされるのも歓迎したい。
勝手に僕とマスターが盛り上がって
君が機嫌を悪くするのも一興かも知れない。

喫茶店が郊外にあれば、
もっといい。
喫茶店に行くまでのドライブがいい。
ワイパーを好きだった子供の頃の話をしたり、
水たまりを破壊するトラックの話をしたりできる。
徐行気味、渋滞気味の道で、
ブレーキランプの列が雨の煙を赤く染めるのも
たぶん僕たちに似合う演出だろう。

修理の必要ないシャワーのような雨だと
いい。
もし どしゃぶりになってしまうと
相合い傘でお出かけして、
歩きながら道ばたでおもらしさせたりとか、
下着がわりの縄の上にレインコートだけとか、
そういうことばかり計画するからね。

雨の日だからこそ雨が見たい、ということには、
変わりないけれど。