婚活小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の婚カツ(コンカツ)物語』 -46ページ目

《4》 やさしすぎて(第2回『クリスマスイブの庭』)

第2回『クリスマスイブの庭


この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。


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■最初から読む     →《1》定年の日に

■前回のお話はこちら  →《3》優子さんの部屋

■今回のお話はこちら ↓ 《4》やさしすぎて



河西行宏に誰を会わせるか。 優子は少し迷った。


せっかく決断してくれたのである。


1回で成婚というわけにはいかなくても、

お見合いしてよかった、という喜びを感じてくれるような出会いをつくりたい。


最初に紹介したのは、24歳の保育士だった。


きれいで気性も穏やかな女性だったが、双方から×が出た。


電話で結果を聞くとき、優子は絶対に先方がどう思っているかということは口にしない。


まず、本人の気持ちだけを聞くのだ。


「どう思われました?」


しかし、たいてい女性は相手の気持ちをまず気にする。


「先方はどう言ってらっしゃいますか。」

「ごめんなさいね。答えは先に言わないことにしているの。... あなたのお気持ちは」


女性は言いづらそうに言った。


24歳。


若い女性ほど、そういうところは謙虚なところがある。


「すみません。私、あの方はあんまり... 。

なんかはっきりしすぎていて。

それにバイクが趣味って言ってらっしゃったんですけど、私は車に乗るほうが」


優子はぷっと吹き出しそうになった。


「それはそうですね。なるほどね。わかりました」


行宏にも電話すると、こちらも乗り気ではなかった。


「すみません...」

「どこがお嫌だったのかしら。きれいな方だったでしょう。あなたがお相手に求めるポイントは何かしら」

「僕、もうちょっとはっきりとものを言ってくれるほうがいいんです」

「... 」

「この間の人はきれいでやさしそうやけど、なんかこう、話をしてて頼りないというか。

ほんとに全部うんうんって聞いてくれはるけど、ほんとかな、というか。

ほんとにわかってくれているんかな、って思えてくるんです」

「はあ... 」

「ガールフレンドじゃなくて、結婚相手やから」


意外にしっかりしてるな、と優子は行宏を見直した。


その時、心のなかに芯の強そうな女性会員の顔が浮かんだ。


神蔵頼子。


エムロード神戸支社にやって来た女性だ。


優子が1年ほど前に神戸支部を手伝っていたときにやって来た。


そしてその頼子も、神戸の「優子部屋」に入ったことがあったのだった。




※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。



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第1回のお話はこちら→『花火』


〔1〕キャビンアテンダント 羽田恵

〔2〕 母親の理想と娘の本音

〔3〕 CA辞めますか?

〔4〕 優子の魔法

〔5〕 正直な男

〔6〕 少々難あり?

〔7〕 母親の怒り

〔8〕 パリの思い出を話しながら

〔9〕 3つのプリン

〔10〕 子どもとのお見合い

〔11〕 朝顔の浴衣

〔12〕 人生で一番の花火



いつもありがとうございます。