《4》 やさしすぎて(第2回『クリスマスイブの庭』)
第2回『クリスマスイブの庭』
この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード
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河西行宏に誰を会わせるか。 優子は少し迷った。
せっかく決断してくれたのである。
1回で成婚というわけにはいかなくても、
お見合いしてよかった、という喜びを感じてくれるような出会いをつくりたい。
最初に紹介したのは、24歳の保育士だった。
きれいで気性も穏やかな女性だったが、双方から×が出た。
電話で結果を聞くとき、優子は絶対に先方がどう思っているかということは口にしない。
まず、本人の気持ちだけを聞くのだ。
「どう思われました?」
しかし、たいてい女性は相手の気持ちをまず気にする。
「先方はどう言ってらっしゃいますか。」
「ごめんなさいね。答えは先に言わないことにしているの。... あなたのお気持ちは」
女性は言いづらそうに言った。
24歳。
若い女性ほど、そういうところは謙虚なところがある。
「すみません。私、あの方はあんまり... 。
なんかはっきりしすぎていて。
それにバイクが趣味って言ってらっしゃったんですけど、私は車に乗るほうが」
優子はぷっと吹き出しそうになった。
「それはそうですね。なるほどね。わかりました」
行宏にも電話すると、こちらも乗り気ではなかった。
「すみません...」
「どこがお嫌だったのかしら。きれいな方だったでしょう。あなたがお相手に求めるポイントは何かしら」
「僕、もうちょっとはっきりとものを言ってくれるほうがいいんです」
「... 」
「この間の人はきれいでやさしそうやけど、なんかこう、話をしてて頼りないというか。
ほんとに全部うんうんって聞いてくれはるけど、ほんとかな、というか。
ほんとにわかってくれているんかな、って思えてくるんです」
「はあ... 」
「ガールフレンドじゃなくて、結婚相手やから」
意外にしっかりしてるな、と優子は行宏を見直した。
その時、心のなかに芯の強そうな女性会員の顔が浮かんだ。
神蔵頼子。
エムロード神戸支社にやって来た女性だ。
優子が1年ほど前に神戸支部を手伝っていたときにやって来た。
そしてその頼子も、神戸の「優子部屋」に入ったことがあったのだった。
※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。
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