本年最初の記事は、ここでは初めて取り上げるアヴェレイジ・ホワイト・バンド(以下AWB)の、74年の代表作。
これは、輸入盤のいわゆる2CDというやつで、今回紹介するのは一番下のアルバム。ちなみに、今回は深掘りしませんが真ん中のジャムのジャケットのアルバムは、今回紹介するこのアルバムの楽曲を中心としたセッションを録音したものです。

私が一番好きなミュージシャン、ネッド・ドヒニーとも関わりの深いバンド(特にメンバーのヘイミッシュ・スチュワート)ですが、ネッドと比べるとあまり真剣に聴いていなかったということに気が付き、ここ最近じっくりと聴いている次第です。

このアルバムの魅力としては、まずはやはりリズムセクション。ロビー・マッキントッシュ(このアルバム参加後に夭折しました)の、まさに痒い所に手が届くようなドラムプレイはとにかく痛快。

そして、Pick Up the Piecesという代表曲が入っていることも特筆しておきたいですね。とは言え、この楽曲のみが抜きん出ているわけではなく収録曲全てがいわゆる粒揃いという感じで、非常に充実した内容となっています。


【楽曲】
  • You Got It
  • Got the Love
  • Pick Up the Pieces
  • Person to Person
  • Work to Do
  • Nothing You Can Do
  • Just Wanna Love You Tonight
  • Keepin' It to Myself
  • I Just Can't Give You Up
  • There's Always Someone Waiting

  • 〈特筆すべき楽曲〉
    #1
    オープニングナンバーらしい、ワクワクするようなイントロから始まる楽曲。アラン・ゴーリーとヘイミッシュの掛け合いは、どこかほっこりしますね〜。

    #3
    先程でも述べたとおり、このバンドの代表曲であるインストナンバー。ロジャー・ボールマルコム・ダンカンの2人による主メロのユニゾンが特徴的。AWBならではのこのスタイルは、後にも度々導入されることになります。

    #4
    鋭く強烈なイントロだけでも、何度も繰り返し聴きたくなります。粘りのあるリズムが特徴的なファンクチューン。

    #5
    アイズレー・ブラザーズのカヴァー。本家に忠実な名カヴァーです。ここでは、アラン・ゴーリーの歌声がここではより一層映えています。

    #6
    ボーカルのハーモニーからなんとなく、70年代前半ならではの香りを感じます。

    #8
    後のベン・E・キングとの共演作にも再録されることになるミディアムナンバー。黄昏時にぴったり。

    #9
    ヘイミッシュによる抑揚の効いたヴォーカルが心地良いです。オニー・マッキンタイアーの、ワウを強調したギターソロもたまりません。


    以下、今回の関連作品。