今回は、ティムハーディン「This Is Tim Hardin」です。そもそも何故この人に興味を持ったかということですが、かねてより関心のあるバンドPOCOの作品に、大半がカヴァー曲で構成されている「Cowboys & Englishmen」というものがあります。その中の曲でとりわけ魅力を感じたのが「While You're On Your Way」だったのですが、その曲の作者は今回取り上げるティムハーディン。このことを知ったことがきっかけで、彼の作品を聴くようになったというわけです。
選曲はおそらく、この楽曲でリードヴォーカルを務めるポールコットンによるものだと思いますが、そのアルバム内で彼は他にJ.J.Caleの歌なども取り上げています。
本題に戻りますが、今回取り上げるこのアルバムは、全編彼の弾き語りで構成されています。また、彼の全作品の中では最もブルーズ色の濃い作品だと思います。彼の哀しみを僅かに滲ませたような野太い歌声が、真に迫っている感じがします。さらに、この時代ならではのエコーがより一層それを引き立てます。
楽曲に関しては、#4は、マディウォーターズのパフォーマンスで有名な楽曲。#5は、いわゆるトラディショナルフォークソング。「線路は続くよどこまでも(邦題)」と同じと言いたいところですが、歌詞、メロディに違いがみられます。
#6も、トラディショナルフォークソング。イギリスのバンド、アニマルズのヒットでお馴染み。
●楽曲
1.I Can't Slow Down
2.Blues On The Ceilin'
3.Stagger Lee
4.(I'm Your)Hoochie Coochie Man
5.I've Been Working On The Railroad
6.House Of The Rising Sun (朝日のあたる家)
7.Fast Freight
8.Cocaine Bill
9.You Got To Have More Than One Woman
10.Danville Dame

