今回は、テネシー州出身のSSWウェイン・ベリーの74年作『Home At Last』。
このアルバムはナッシュヴィル、マッスルショールズ、ロサンゼルスの3箇所で録音されています。その為か、全体的に爽やかさと泥臭さが同居した独特な雰囲気が感じられます。
プロデュースは、セッションミュージシャン集団エリアコード615のメンバーノーバート・プットナムで、B面のラスト3曲ではベースでも参加しています。
【楽曲】
1.All I Needed
2.Another's Lifetime
3.Indian Woman From Wichita
4.Snowbound
5.Welcome Home
6.Dixie's Pride
7.Black Magic Gun
8.Ballad of Jonah
9.Gene's Tune
10.Lovers' Moon
#1,2,4 →マッスルショールズ
#3,5,6,7 →ロサンゼルス
#8,9,10 →ナッシュヴィル
〈特筆すべき楽曲〉
#1
何となくデイヴ・メイスンっぽいナンバーから始まります。ネッド・ドヒニーが、バッキングボーカルとして参加しています。またピアノは、後にTOTOの中心メンバーとなるデヴィッド・ペイチ。
#3
どんよりとした雰囲気が魅力的な楽曲。スライドギターを披露しているのは、スワンプロックのアイコン的存在ジェシ・エド・デイヴィス。
#5
非常にジャクソン・ブラウンっぽい感じがします。それもそのはず、バッキングボーカルにはジャクソン本人が参加しています。ネッド・ドヒニーもバッキングボーカルとして参加しているようですが、判別しづらいです。
#6
絶妙なドライヴ感が心地良い楽曲。ここでバッキングボーカルとして参加しているジーニー・グリーンをはじめとする3名は、エルヴィス・プレスリーのサポート経験もあるようです。
#8
ドブロギターやフィドルなど、アーシーな雰囲気を醸し出す楽器群が魅力的。
#10
イーグルスの「The Last Resort」を彷彿とさせるような、ラストにふさわしい雰囲気のバラード。ムーグシンセが良い味付けになっています。
以下、今回の関連作品です。

