今回は、Jガイルズバンドの2ndアルバムにあたる71年作『The Morning After』。
前作は割とストレートなブルースロックといった趣でしたが、このアルバムは比較的サザンソウル/R&Bのテイストが濃く、よりロックンロールが感じられる作品です。

プロデュースは、メンバーのセス・ジャストマン、そしてあともう一人は、イーグルスやB.B.キング、ジョ・ジョ・ガン、ウィッシュボーン・アッシュなどの作品を手掛けた事で知られるビル・シムジク。彼はこれ以降も、このバンドのアルバムのプロデュースを手掛けています。彼の詳細に関しては、この本で詳しく解説されています。


【楽曲】
  1. I Don't Need You No More
  2. Whammer Jammer
  3. So Sharp
  4. The Usual Place
  5. Gotta Have Your Love
  6. Looking for a Love
  7. Gonna Find Me a New Love
  8. Cry One More Time
  9. Floyd's Hotel
  10. It Ain't What You Do (It's How You Do It)

〈特筆すべき楽曲〉
#1
スティーブン・ブラッドによるキレのあるドラムで幕を開けるこの曲は、Jガイルズらしいこれぞロックンロールといった素晴らしい楽曲ですが、ベスト盤には殆ど収録されることがなく、ライブ音源に関しても、ライブ盤はおろかYouTubeにも無いというのが残念ですね。そんな事情はありますが、私がこのバンドに興味を持つきっかけとなった曲でもあり、特別思い入れがあります。

#2
マジック・ディックのハーモニカがフィーチャーされたブギー調の楽曲。過去に当ブログで紹介したライブ盤『Full House』にも収められています。クレジットにあるジューク・ジョイント・ジミーとは、このバンドが作り出した架空の人物ということらしいです。要はこれはセッション中に出来た曲ということでしょうか。

#3
ダイク&ザ・ブレイザーズのカヴァー。Jガイルズによるいぶし銀のギタープレイが光っています。またこの曲は、『Full House』の次のライブ盤『Blow Your Face Out』にも収められています。

#5
バンドアンサンブルの妙が堪能できる楽曲。2:23あたりからの緻密なアンサンブルが特に聴きどころです。その後のJガイルズのギターソロがこれまた良く、少ない音数で絶妙なプレイをしています。

#6
ボビー・ウーマックが居たグループとして知られるヴァレンティノスのカヴァー。本家のバージョンよりもテンポアップしており、完全に自分たちのものにした感じがあります。この曲もライブ盤『Full House』に入っており、正直言うと、更にテンポアップした完成形とも言えるそのバージョンの方がより楽しんで聴けると思います。

#9
このバンドでしか出せないであろうルーズさ、良い意味での猥雑さが堪らなく心地良い楽曲。Jガイルズはここでは見事なスライドギターを披露しています。Old Gray Whistle Testでの映像もあります。




以降、今回の関連作品です。