記者会見とファシリテーション
「記者会見」も会議の類型の一つだと私は考えています。会社内であれば「社長講話(訓示)」や「朝礼」「報告会」など。「会って議論する」わけではありませんが「一堂に会して議事を共有する」のも会議と考えてみます。話を記者会見に戻すと、記者会見のゴールは何でしょうか?簡単に思いつくのは「記者が納得する」あるいは「記者に情報が伝わる」ことではないでしょうか。ここでファシリテーターが考えておくべきは「どうすれば納得してもらえるか」「どうすれば情報が伝わるか」です。納得してもらうためには、記者が知りたいと思うことを可能な限り知ってもらう方法が選ばれることになるでしょう。情報が伝わりようにするためには、伝えたい情報を可能な限り詳細に提示する方法が取られるでしょう。古巣である自動車メーカーの新車の発表会で、実車(やPR動画)が展示されているのはそのためです。昨今の問題となっている記者会見は「無難に時間を消化する」という内向きなゴールが設定されていることが、問題を引き起こしている原因だと思います。校長先生の話で生徒がバタバタ倒れるのも、同じ原因です。話が長すぎることもあるのですが、そもそも「生徒に伝えたいこと」をゴール設定して逆算しないから、肝心の生徒に伝わらないのです。