成長する人
人財育成に長らく携わってきた経験から言えることとして「成長する人」には共通する特徴があります。企業研修の現場を具体例として取り上げてみましょう。研修は新しい(経験のない)知識やノウハウを吸収することで、受講生が成長する場です。成長すると言うことは、受講生が研修前の行動を変えていくことに他なりません。つまり、自ら進んで従来の自分の考え方や行動を変えていく人でなければ成長することはできないのです。そのような人は、講師に質問する時にも「○○の場合にはどうしたら良いですか」と聞いてきます。自分が行動を変えるにあたって○○の場面ではどのような点に気をつければよいですか?と聞いているので、質問者自身が変わろうとしていることが見てとれます。一方で、次のような質問をする人もいます。「○○の場合に教わった通りにやっても本当に上手くいくのでしょうか」実はこれは講師からも回答が不可能な質問です。なぜなら、○○の場面はまだ来ていないし、想像の中で質問者が自分の行動をイメージできていないだけだからです。極端な例えですが「自販機にお金を入れたことが無いので、お金を入れれば本当に物が出てくるのでしょうか」と聞いているようなものです。行動パターンを変えるのは誰しも不安です。しかし、成長する人は研修の場で得た知識やノウハウを時間を無駄にすることなく実践します。仮にそこで上手くいかなくても、その経験から次の対応を考えていくのです。成長しよう行動すれば、次の成長の糧を得ることができます。何もしないうちに不安ばかりを口にして、一歩も踏み出さなければ成長する機会はいつまでも来ないでしょう。