以前、都営6000形の正面(京王6000系キットのおまけです)を使って「妙味ある車両」を作れる、という話をしたことがあります。その「妙味ある車両」とは何なのか、というのが今夜のお話です。それがこちらの写真です。
このブログでは高頻度で登場しているペヤングボディですねw。この写真の時点でお分かりの方もおられるかと思いますが、塗装してこうなった、という姿が次の写真です。
はい、東武6000系ですね。日光行き快速用として作られた電車で、編成単位は全て2連です。現在では全車が6050系への車体更新が施工されて消滅していますが、クハ1両の上回りが個人宅に保管されています。このクハの上回りの写真がネット上に多数アップロードされていますのでご存知の方も少なくないことでしょう。
この東武6000系では、窓ガラスについて面白い要素を取り入れています。それは「急行形電車のジャンク動力車の動力装置を他に転用して余った上回りからはずした2段窓ガラスをはめ込んでいる」ということです。実は東武6000系の側窓は、サイズ・窓割りとも国鉄急行形電車と完全に一致しています(窓桟の形状は若干異なりますが)。そこで今回の東武6000系への移植を考えついたわけです。あと大変恥ずかしいことですが、塗装の塗り分け線の位置を間違えています。うーん、見慣れていない電車を塗装するとこういうことは起こりうるのですね。