ハーブ・アルパート/マジック・マン

(1981,A&M)

 

 

表題作《マジック・マン》が良い曲過ぎて、ずっとオリジナル・アルバムを探していた。(ベスト盤でしか聞いたことがなかった)

 

70年代のフュージョン・ブームの余熱を感じるレコード。ハーブ・アルパートは、だいぶ長く活動しているトランペッターであるが、この頃(1981年)になると、昔のティファナ・ブラスの頃と違い、オーディオ的に音が良くなってくる。

 

 

《ライズ》も《ファンダンゴ》も《ビヨンド》も所有しているが、この《マジック・マン》は待望のレコードだった。

 

B面の《ベサメ・ムーチョ》はアーバンな編曲でとても心地良い。しかし、単に心地良いだけだとと、エレベーターでかかっているBGM音楽に堕してしまいがちなものだが、トランペットが個性的なので、そうはならない。

 

それがハーブ・アルパートの真骨頂。

 

ちなみに、当盤のドラムは、ジョン・ロビンソンである。