ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス
(キング・セルダム・シリーズ10)
オリジナルアルバムではないようだ。レコード店系列ではないチャンネルで販売されていた「流行音楽シリーズ」の一枚であろう。発売年月は分からないが、レコードのレーベル面に「1972」と書いてあった。
こういう企画盤のシリーズが、昔はたくさんあったと思う。我が家は田舎だったので、うちの親もよく訪問販売などで買っていた。
ハーブ・アルパートを知ったのは吹奏楽で、である。言わずと知れた「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」(編曲:岩井直溥)の選曲からだ。
『ファンダンゴ』も『ライズ』もレコードで所有しているが、買ったのはだいぶ後になってからだ。
レコードの良さの一つは、中に挿入されているライナーノーツやミニアルバムが大きくて綺麗であることだろう。CDだと豆粒ほどの顔になってしまう写真でも、はっきりと確認できる。
まあ、なんてハンサムなんでしょう。ハーブ・アルパートさんって。
ティファナ・ブラスのメンバー紹介もあって、「バンドだったんだあ」と改めて知れるのがいい。
《テイスト・オブ・ハニー》と《ビター・スイート・サンバ》が、やっぱりお気に入りかな。