SW20 MR2 旧車再生の闇 中古車の現実 何故こんなに壊れている? part1 | 自動車修理屋の日記

SW20 MR2 旧車再生の闇 中古車の現実 何故こんなに壊れている? part1

 

どうも!

 

モータースです。

 

 

 

 

MR2再生プロジェクト盆栽3号。

 

 

 

 

 

いつの間にか盆栽2号をすっ飛ばして

 

3号も再生していますが

 

いや~、何故こんなに壊れてる?ってくらい

 

いろんなところが壊れています。

 

散々好き勝手弄って飽きたら中古車として売り飛ばす時に

 

後付けした社外パーツを剝ぎ取ったんでしょうね。

 

謎の配線がこれでもかって位出て来ます。

 

複数オーナーだとこんな事が何度も繰り返されます。

 

 

 

 

 

助手席下からはこれだけ出てきましたが

 

これもほんの一部。

 

 

 

 

 

 

収縮チューブはサイズが合わなくて

 

ガバガバ状態。しかも導線が見えてるし。

 

 

 

 

 

グルグル巻かれたテープを外してみると

 

ハンダすらしていない状態。

 

こんな結線方法をやった奴の顔が見てみたいですね。

 

しかも何の配線か分からないから

 

片っ端から内装を剥がして線を追っていくしかないし。。

 

 

 

 

 

 

これもビニテでグルグル巻き。

 

 

 

 

 

酷過ぎる・・・

 

複数オーナーだった中古車両を何台も見てきましたが

 

殆どがこんな感じ。

 

この車両を持ち込んだオーナー様は

 

自身では車は弄らない様なので

 

今まで作業した整備工場や好き勝手弄った

 

昔のオーナーのいい加減さがよく出ています。

 

 

 

 

 

 

はんだで結線して配線の太さにあった

 

収縮チューブを使いましょう。

 

ギボシでも良いですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

盆栽3号車も

 

メーターを外して全ての警告灯や

 

照明のバルブを交換しますが

 

エアバッグ警告灯が点灯しません。

 

球切れのチェックが出来なくなっていると言う事は

 

単純にバルブ切れの場合もありますし

 

エアバッグ警告灯が点灯したままでは

 

車検に通らないので

 

故意にバルブを外してあるか・・・

 

 

 

メーターをバラしてみると

 

案の定、バルブが外されていました。

 

って事で、故障探求していきますが

 

故障探求も滅茶苦茶時間が掛かるし

 

故障個所を見つけても部品が製造廃止だったり。

 

 

 

 

 

 

故障したユニットを開けてみましたが

 

見た目じゃ分らないです。

 

下手に修理してみてエアバッグがいきなり開いたら

 

怖いですしね。見るだけにしましょう。

 

 

 

 

 

 

電子部品のユニット1つで数万円の修理費用。

 

それがこの車両だけで3つの大物ユニット故障。

 

そもそもこんなにお金を掛けて

 

盆栽2号を直すお金が残るのか

 

疑問が湧いてきます。

 

エンジンコントロールユニットも

 

故障しているので外注に出しますが

 

どんな現象かと言うと・・・

 

”何となく加速が鈍い” と結構微妙ですが

 

吸気制御装置(ACIS)が働いていません。

 

ECUからの指令でソレノイドをコントロールしているのですが

 

指令が出ません。

 

本当ならアイドリング時にアクチュエーターが

 

負圧で引っ張られるのですが

 

うんともすんとも動きません。

 

これもECUを修理し完了です。

 

 

 

 

 

 

 

製造廃止と言えば

 

ドアロックアクチュエーター。

 

全く反応しないとか冬場動きにくくなるとか

 

ロックが半分位しか動かない等々

 

殆どの場合、モーターの経年劣化です。

 

摘出したアクチュエーター。

 

汚い・・・

 

 

 

 

 

ヤフオクでお高い中古品を買っても

 

所詮は20年以上経った中古品。

 

そのうち壊れます。

 

それなら中身のモーターだけ合うものを探して

 

新品交換するので分解します。

 

 

 

 

 

接点は綺麗に磨きます。

 

 

 

 

 

 

モーターの磁力が弱くなり

 

動かなくなってしまいます。

 

ネオジウムの強力な磁石も

 

熱を加えると途端に磁力が弱くなりますよね。

 

 

 

 

 

モーターを交換しますが

 

ギヤは壊れたモーターから抜き取り

 

新しいモーターに組み込みますが

 

ガバガバなので軸を加工して

 

回り止め抜け防止の対策をします。

 

因みに右用と左用でギヤも違います。

 

 

 

 

 

モーターに配線を付けるのですが

 

そのまますんなり付きません。

 

オスの平形端子の先端を切って

 

そこにハンダで結線して差込ます。

 

 

 

 

 

単体点検して上手く動けばOKですが

 

用意した新品モーターの回転方向が違うので

 

配線を入れ替えます。

 

各部給油して動きを良くしておきます。

 

 

 

 

 

新品モーターに交換、リンク関係も全て給油し

 

ものすごい勢いで動くようになりました。

 

例えるなら高校生の様に

 

ビンビンです(何が?)

 

 

 

とりあえず今回はここまで。

 

まだまだ直すところは盛りだくさん。

 

仕事の合間に作業しているので

 

なかなか進みませんが

 

複数回に亘って記事をUPしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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