京都に桜を観に行って来ました。

 

昨年の桜が異常に早かったので、暖冬の今年も早いだろうと思っていたら、とんでもなく遅い開花になりました。

 

今回のもうひとつの目的が、隋心院の「はねず踊り」だったので、それが開催される3月31日からの日程にしました。

 

早く咲いても、この日ならまだ見頃だろうと思っていたのに、開花予想がどんどんずれていき、焦ってきました。

 

日々開花状況をチェックして、行く場所を柔軟に変更、最後は前日の情報で翌日の予定を立てることになりました。

 

結果的には、多くの枝垂れ桜は満開でドンピシャリ、ソメイヨシノはまだまだ蕾だらけで、少し早いところで3分~5分咲きでした。

 

今年の天候には、桜もいつ咲いていいのやら、と迷ってしまったようです。

 

同じ品種の桜でも、木によって咲いているものもあれば、まったく咲いていないものもあり、という状況でした。

 

 

ダイジェスト版で京都の桜紀行のご紹介です。

(詳細は、京都専用ブログ「京都ぶらり散策」に順次載せていきます。)

 

 

 

  醍醐寺

豊臣秀吉が醍醐の花見を催したことで有名な醍醐寺です。

 

枝垂れ桜が何本もあり、豪華絢爛な桜を愛でることができます。

 

仁王門の枝垂れ桜

 

清瀧宮の枝垂れ桜  瀧が流れるようです

 

五重塔の枝垂れ桜

 

三宝院の枝垂れ桜   花が咲き乱れています

 

霊宝館の枝垂れ桜  花のついた枝が地面にまで着きそうです

 

ソメイヨシノは、咲き始めでした。

 

 

 

  頂法寺(六角堂)

 

六角堂という通称で呼ばれるお寺です。

 

華道の池坊の本拠地でもあります。

 

 

境内は何本もの桜で溢れています。

この日は、池坊短期大学の入学式で、桜の下を歩く親子連れの姿が見られました。

 

 

 

  京都御苑 近衛邸跡

 

京都御苑の枝垂れ桜は、京都の中では最も早く咲いていました。

 

御苑の北側に近衛邸があった場所があります。平安時代から桜で有名なお屋敷でした。

 

ここの枝垂れ桜は、「糸桜」と呼ばれています。(品種名ではありません)

 

 

風が吹くと、花びらが舞い散り、キラキラ光って見えました。今が見頃のピークです。

 

 

 

 

  本満寺

 

本満寺は日蓮宗の比較的小さなお寺です。

 

一本だけ枝垂れ桜が咲いていますが、外国人観光客中心に大勢が押し寄せています。

 

 

樹勢が良く形が整っている、きれいな桜です。

 

 

 

 

  妙蓮寺

 

妙蓮寺も日蓮宗のお寺です。

 

御会式(おえしき)桜」と呼ばれるちょっと変わった桜があります。

 

10月から咲き始めて、3、4月に最も花をつけるという咲き方をするんです。

 

日蓮上人が入滅したのが10月13日で、入滅時に桜が咲いたという伝説があるんです。

 

品種としては十月桜だと思います。

 

 

小ぶりの桜です。花びらは濃いピンクが一部入っていて、可憐な形をしています。

 

 

ここは、打って変わって観光客がいません。ほぼ独占できます。

 

 

 

  水火天満宮

 

京都の中でも小規模な神社です。

 

ここは紅枝垂れ桜で、花びらが濃いピンク色をしているのが特徴です。

 

 

ここは観光客は少なめで、10名前後の方が見に来ています。

 

 

 

 

  伏見十石舟

 

伏見はかつて大阪と京都を結ぶ水運で栄えた町です。

 

かつて水運で使われていた運河を十石舟に乗って桜を愛でることができます。

 

ソメイヨシノ中心なので、やっと3~5分咲きになって、ようやく見頃になってきたかなというところでした。

 

木によっては、まだまだ蕾のものもありました。

 

 

 

今週末(4月6~7日)になると、ソメイヨシノも満開に近づくので、最もいい時期になりそうです。

 

来週末(4月13~14日)は、ソメイヨシノは見頃ですが、枝垂れ桜の一部はだいぶ散っていると思います。

 

それでも平安神宮の紅枝垂れ桜などは、見頃になるはずです。