祇園祭後祭 山鉾巡行 | 京都ぶらり散策

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7月24日に行われた、祇園祭後祭の山鉾巡行を観ました

 

一昨年に観たので、これで2回目です

 

前日の天気予報では、途中から雨が降り出すというもの

 

そのため、巡行前に各山鉾の準備状況を見て回ったところでは、ビニールシートを架けていたり、また絶対に濡れてはいけない重要な懸装品は使わない判断をしているところもありました

 

でも当日になると天気は徐々にいい方向に変化し、空は明るくなり、晴れ間も出てきました

 

さて観覧する場所ですが、花笠巡行を先に観たので、後半のルートを狙うことになります

 

花笠巡行を観覧しながら四条通を確認しましたが、ここは道路の両側ともに人でいっぱいです

 

花笠巡行を観た人が、そのまま山鉾巡行も観覧しようと残ると思われます

 

裏道を通って河原町通に行ってみると、観客はずっと少なく、日陰になっている東側でも、ところどころに空きスペースが見られます

 

日なたの西側は、観客はまばらにしかいません

 

ということで、日陰でゆったりと観られる河原町通の東側に陣取りました

 

巡行順に各山鉾のトピックを紹介します

 

橋弁慶山

前懸は今年、復元新調されたもので、5頭の龍があしらわれています

巡行前は、雨除けのビニールシートを被せていましたが、本番では外してくれました

 

北観音山

今年はくじ取らずの2番目

南観音山と毎年交代することになりました

 

見送だけはビニールシートで覆っていましたが、他は外して巡行してくれました

水引など鮮やかな文様です

 

黒主山

今年の山一番です

 

見送りは、隔年で使われる「牡丹双鳳凰文」です

鮮やかです

 

鯉山

雨に濡れることを懸念して、ご神体の鯉は乗せなかったそうです

そして本来は古代ギリシャの叙事詩「イーリアス」のタペストリーを裁断して仕立てた豪華な前懸、水引、見送で飾られますが、黒字に鯉の文字のシンプルな装飾となりました

 

参考までに2022年に写した本来の姿はこちら

 

鈴鹿山

瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)の着物や前懸けは、ビニールで覆われて、少しぼんやりしています

 

瀬織津姫命をズームアップ

 

南観音山

下水引が、加山又造の原画による楽器を奏でる天女が舞う「飛天奉楽」だったら、もっと鮮やかなんですが・・・

 

浄妙山

アクロバティックな人形の動きは、巡行中にはうまく写真に撮れなかったので、巡行前の朝に撮った写真です

 

八幡山

雨除けのビニールシートに全体が覆われてしまっていて残念でした

鳥居の笠木に乗って向かい合う鳩の姿も見つけられませんでした

 

役行者山

山伏が法螺貝を吹きながらの巡行です

ご神体の人形にはビニールシートがなくて良かったです

 

なお今年は、役行者山で粽を購入しました

 

鷹山

まだ白木の屋根が初々しいです

この後で、屋根が電柱にぶつかり、屋根の一部が落下するという事故が起きました

 

見送りの鷹が凛々しい

 

 

そしてトリを務めるのは大船鉾

舳先は、金幣と龍頭が毎年交替で飾られますが、今年の干支の龍に合わせて龍頭にしたそうです

(コロナ明けの2022年から調整済み)

 

今年、車輪が新調されました

白木の状態での巡行は、今年限りです

 

観覧した場所では、最後の大船鉾まで天気は良くて、たいへんラッキーでしたニコニコ

 

しかし、この後にゲリラ雷雨雷が突然襲い、大船鉾は最後に土砂降りの雨の中での巡行となってしまいましたガーン

 

たぶん多くの山鉾が、何かしらゲリラ雷雨の影響を受けてしまったと思われます

 

今年の山鉾巡行は、前祭・後祭とも、いろいろとアクシデントが多かったのが、残念でした