嵐山で渡月橋を渡り、桂川を上流に登っていくと、千光寺へと通じる山道への入口があります。
千光寺を参拝する人は多くはありません。嵐山の混雑が嘘のように、静かです。
ここから坂道を登っていきます。渡月橋からだと20分ほどかけて歩いて、千光寺に到着。朽ちた質素な門があります。
その先に梵鐘があって、自由に撞くことができます。そのため、千光寺の近くに来ると、鐘の響きがするんです。
切り立った岩肌に建つ舞台造りの観音堂は大悲閣と呼ばれます。
ここからの眺望は素晴らしい。京都の街並みが見えます。
紅葉は、既に盛りを過ぎていたのでしょうか、あまり鮮やかではありませんでした。でも緑もあったりします。
このお寺は、1606年に保津川開削に成功した角倉了以が現在地へ移したものです。
そのため角倉了以の木像が祀られています。
その木像を描いた絵も飾られていました。
雑然としたお寺です。貼り紙がベタベタとたくさんあります。