こんにちは

 

頑張らないで楽しむ!

 

ポンコツ整体師

の村上和男です。

 

前回は、

 

マイナスの思考が動きだすと

不の方へ不の方へと引き込まれる。

 

僕は幾度も経験をした。

 

というお話をしましたね。

 

※まだの方はこちらをお読みください

 

世界観『第33話 迷いながらの現実』

 

時間が経つにつれて

例の件の記憶も薄れていきました。

 

僕の症状も順調に回復してきた。

 

そんなある日

義父が癌になったと告げられた。

 

あまりに突然のことで

ショックで頭が真っ白に・・・

 

義父宅とは家が近く

週末となるとみんなで出かけたり

食事をしたりする仲だった。

 

義父はとても優しくしてくれた。

 

お酒が好きな人だったので

飲みながら色々と話をした。

 

旅行にも一緒に行ったり

色々な写真もある

楽しかった思い出も沢山あった。

 

そばにいた義父を

いつも自分の父親と比較してしまう

 

実の父と

旅行に行ったことも

写真も

楽しかった思い出すらなかった。

 

僕はつくづく思う

 

義父は僕のことを愛してくれた。

実の父は僕を愛してくれていたんだろうか?

 

義父との関係を深めると

僕は父に愛されていたんだろうか・・・

 

 

義父は余命3ヵ月であった。

 

治療が始まりましたが

みるみるうちに、やせ細り

力がなく、ツラい様子。

 

お天気の良い休日

義父と飲んだ最後のビール

 

その後

体力が落ちていき

 

週末は病院で点滴の日々でした。

 

まもなく

義父は逝ってしまいました。

 

あっという間の3ヶ月。

義父は気丈に振る舞った。

 

やせて細く小さくなった体

もう、頑張らなくてもいいです・・・

 

 

僕は

現実を受け止めたくはなかった

 

病院で明日またねと

手を振る姿が・・・

忘れられなく涙が出てくる

 

実の父より長い時間を過ごした

義父を、実の父のような思いで接し

受け止めてくれた。

 

もっと長く一緒にいたかった。

「今まで愛してくれてありがとうございます。」

 

 

ここまでお読みいただき

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:世界観『第35話 父に伝えたいのに』