今日の一曲!フジファブリック「Strawberry Shortcakes」【テーマ:左利き】
【追記:2021.1.4】 本記事は「今日の一曲!」Ver. 1.0の第四十四弾です。【追記ここまで】
右利きです。世の中のほとんどのものが右利き用に作られているから左利きは不利ですよね。そのせいで寿命が短いみたいな話があった気がしてwikipediaを見たのですが、そこにはそれを否定する出典がたくさん貼られていました。
それらソースをわざわざ確認していないのでそれらの中で否定されているのかもしれませんが、利き手の違いにより生ずる小さなストレスの積み重ねが晩年に何らかの影響を与えるというのはありそうな気がしますけどね。証明するのはほぼ不可能でしょうけど。
左利きのせいで直接的な死亡事故(交通事故や機械の操作ミスなど)につながるというのも短命説の中にあるらしいですが、それはさすがサンプルの集団がたまたまそうだっただけだと思います。可能性としては確かに左利きの方がリスキーな気もしますが、有意差があるとまでは言えない気がする。
昔は結構差別意識があったようですが、僕の世代…というか少なくとも僕の周りでは、左利きだからといって特にそれを悪く言う人は居なかったですね。むしろ器用だとか天才肌だとかの誉め言葉が並ぶことのほうが多かったような。まあこう言うと今度は偏見になるし逆差別的だから良くありませんね。
TEENAGER/EMIミュージックジャパン

¥2,880
Amazon.co.jp
ということで今日は【テーマ:左利き】です。左利きの歌と言えば真っ先に麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」(1973)が思い浮かびますしおそらくいちばん有名だとは思いますが、音源としては持っていないので見送ります。
代わりに紹介する「今日の一曲!」は、フジファブリックの「Strawberry Shortcakes」(2008)です。3rdアルバム『TEENAGER』収録曲。歌詞に"左利き"の"君"が登場するので選びました。
この曲はアルバムの中でも、ひいてはフジファブリックの曲の中でもかなりのお気に入りです。どうしようもないほどラブソングなのだけど、曲全体に漂う妖しい感じが良い意味で気持ち悪さを醸しているのが素敵。矛盾をはらむ意味不明な形容ですが、それが男の妙な精神性を反映していると評します。笑
サビの歌詞は一言一句違わずこういう表現が似合う女性っているよなと共感出来ますね。別にタイプだというわけではない気がするのになぜか惹かれるというか、歌詞通り"さすがだよ"としか言い様のない女性。
とりわけ歌詞のような状況、つまり"レストラン"でサシ飯することになったパターンで発揮されるそれは驚異的ですらあります。この歌詞における"君"にとっておそらく"僕"はone of themなのだと思いますが、それでもナチュラルに自分の武器を見せてくれる感じが余計にグッとくるというかね。
'one of them'と言うとネガティブに響くかもしれませんが、この曲の歌詞はthemに入れたことをまずは誇っている段階だという気がします。これが'out of them'のままでは歌詞のような場面にすら遭遇できませんから。
冒頭には"ランナー並んだ 皇居沿いの道"という(東京)マラソンを想起させる一節がありますが、あれだって参加の可否は抽選じゃないですか。そうやってthemに入ってから、レースにてoneを決めるのがマラソン大会ですよね。単なる情景描写が、恋愛における生存競争面のメタファーとしても機能しているのが巧いと思います。
先述した「曲全体に漂う妖しい感じ」という印象のほとんどはキーボードの音色と旋律によるところだと思っていますが、メインメロディ自体にもフジファブリックらしい面白さがありますよね。キーボードと呼応するAメロのコミカルさや、コードと併せて浮遊感を演出しているサビが癖になる。
間奏もどこか間の抜けた感じがしてツボです。サビとサビのその間に一体どういう感情でいたのだろうかと想像がふくらむ。まじまじと見ていたのか鼻の下でものばしていたのか、いずれにせよ脳内はハッピーだったのだろうという気がします。笑 アウトロはギターのおかげでちょっと格好良くなっているけどね。
今回紹介するにあたってwikipediaをざっと眺めていたのですが、志村さんが坂本真綾さんを好き(ボーカルとしてね)だという記述がいちばんびっくりしました。笑 なんだ、そうだったの?その情報はもっと早く知っておきたかったな。
まあその部分には直接出典がついていなかったし、「フジファブリック 坂本真綾」で検索して出てきたソースっぽいツイートもちょっと僕には内容の真偽を判断出来ない感じだったのでなんとも言えませんが、志村さんの所持しているCDの中に真綾さんのがあったと書いているブログも発見したので、どうも嘘ではないようです。
ちなみに真綾さんの7thアルバム『You can't catch me』(2011)収録の「ミライ地図」という曲にはフジファブリックの山内さんが参加しています。昔レビューしたことがある作品ですが、そこにもきちんとその旨が書いてあったので昔の自分にGJしておきます。笑
あなたは右利き?左利き?
▼本日限定!ブログスタンプ
右利きです。世の中のほとんどのものが右利き用に作られているから左利きは不利ですよね。そのせいで寿命が短いみたいな話があった気がしてwikipediaを見たのですが、そこにはそれを否定する出典がたくさん貼られていました。
それらソースをわざわざ確認していないのでそれらの中で否定されているのかもしれませんが、利き手の違いにより生ずる小さなストレスの積み重ねが晩年に何らかの影響を与えるというのはありそうな気がしますけどね。証明するのはほぼ不可能でしょうけど。
左利きのせいで直接的な死亡事故(交通事故や機械の操作ミスなど)につながるというのも短命説の中にあるらしいですが、それはさすがサンプルの集団がたまたまそうだっただけだと思います。可能性としては確かに左利きの方がリスキーな気もしますが、有意差があるとまでは言えない気がする。
昔は結構差別意識があったようですが、僕の世代…というか少なくとも僕の周りでは、左利きだからといって特にそれを悪く言う人は居なかったですね。むしろ器用だとか天才肌だとかの誉め言葉が並ぶことのほうが多かったような。まあこう言うと今度は偏見になるし逆差別的だから良くありませんね。
TEENAGER/EMIミュージックジャパン

¥2,880
Amazon.co.jp
ということで今日は【テーマ:左利き】です。左利きの歌と言えば真っ先に麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」(1973)が思い浮かびますしおそらくいちばん有名だとは思いますが、音源としては持っていないので見送ります。
代わりに紹介する「今日の一曲!」は、フジファブリックの「Strawberry Shortcakes」(2008)です。3rdアルバム『TEENAGER』収録曲。歌詞に"左利き"の"君"が登場するので選びました。
この曲はアルバムの中でも、ひいてはフジファブリックの曲の中でもかなりのお気に入りです。どうしようもないほどラブソングなのだけど、曲全体に漂う妖しい感じが良い意味で気持ち悪さを醸しているのが素敵。矛盾をはらむ意味不明な形容ですが、それが男の妙な精神性を反映していると評します。笑
サビの歌詞は一言一句違わずこういう表現が似合う女性っているよなと共感出来ますね。別にタイプだというわけではない気がするのになぜか惹かれるというか、歌詞通り"さすがだよ"としか言い様のない女性。
とりわけ歌詞のような状況、つまり"レストラン"でサシ飯することになったパターンで発揮されるそれは驚異的ですらあります。この歌詞における"君"にとっておそらく"僕"はone of themなのだと思いますが、それでもナチュラルに自分の武器を見せてくれる感じが余計にグッとくるというかね。
'one of them'と言うとネガティブに響くかもしれませんが、この曲の歌詞はthemに入れたことをまずは誇っている段階だという気がします。これが'out of them'のままでは歌詞のような場面にすら遭遇できませんから。
冒頭には"ランナー並んだ 皇居沿いの道"という(東京)マラソンを想起させる一節がありますが、あれだって参加の可否は抽選じゃないですか。そうやってthemに入ってから、レースにてoneを決めるのがマラソン大会ですよね。単なる情景描写が、恋愛における生存競争面のメタファーとしても機能しているのが巧いと思います。
先述した「曲全体に漂う妖しい感じ」という印象のほとんどはキーボードの音色と旋律によるところだと思っていますが、メインメロディ自体にもフジファブリックらしい面白さがありますよね。キーボードと呼応するAメロのコミカルさや、コードと併せて浮遊感を演出しているサビが癖になる。
間奏もどこか間の抜けた感じがしてツボです。サビとサビのその間に一体どういう感情でいたのだろうかと想像がふくらむ。まじまじと見ていたのか鼻の下でものばしていたのか、いずれにせよ脳内はハッピーだったのだろうという気がします。笑 アウトロはギターのおかげでちょっと格好良くなっているけどね。
今回紹介するにあたってwikipediaをざっと眺めていたのですが、志村さんが坂本真綾さんを好き(ボーカルとしてね)だという記述がいちばんびっくりしました。笑 なんだ、そうだったの?その情報はもっと早く知っておきたかったな。
まあその部分には直接出典がついていなかったし、「フジファブリック 坂本真綾」で検索して出てきたソースっぽいツイートもちょっと僕には内容の真偽を判断出来ない感じだったのでなんとも言えませんが、志村さんの所持しているCDの中に真綾さんのがあったと書いているブログも発見したので、どうも嘘ではないようです。
ちなみに真綾さんの7thアルバム『You can't catch me』(2011)収録の「ミライ地図」という曲にはフジファブリックの山内さんが参加しています。昔レビューしたことがある作品ですが、そこにもきちんとその旨が書いてあったので昔の自分にGJしておきます。笑