Mr.Children「one two three」感想 ミスチル 歌詞 アントニオ猪木 意味 | A Flood of Music

今日の一曲!Mr.Children「one two three」【テーマ:プロレス】

 【追記:2021.1.4】 本記事は「今日の一曲!」Ver. 1.0の第二十五弾です。【追記ここまで】

プロレスラー男子、好き?

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 全然詳しくないけど嫌いではないはず。笑 棚橋さん格好良いと思うし、プロレスに限らず人生で一度は格闘技を生で観たいなと思っています。

 今でこそプロレス番組って深夜帯でしかやってないイメージでゴールデンでやるのは大晦日ぐらいのものという印象なんですが、昔はもっと国民的なスポーツだったと聞きます。

 一定以上の世代の人(特に男性)は基礎知識として野球・相撲・プロレスが頭に入っている感じがするし、話のネタとして知っておいて損はないよね~


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 そんな【テーマ:プロレス】の「今日の一曲!」はMr.Childrenの「one two three」です。10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』(2002)収録曲。

 長めに引用するのもアレなので省略して書きますが、2番の歌詞に"目の前のリングが有刺鉄線でも(中略)いつか君に見せよう 戦闘服のカウントスリー"というプロレスモチーフの一節があるからというのが選曲理由の一つ。

 しかし最大の選曲理由はアウトロにあります。ファンならすぐにピンとくるでしょうが、アントニオ猪木の引退時のスピーチがサンプリングされているからです。「この道を行けばどうなるものか」で始まる有名なやつ。

 調べたところ、宗教家である清沢哲夫の「道」(1951)という詩を改変したものらしいですね。一休の言葉だというのは誤解だそう。


 曲に話を戻します。ブラスセクションとバンドサウンドのバランスが良いポップロックで、未来志向の歌詞と相俟って元気をもらえる応援歌として非常に優秀です。

 全編に亘って桜井さん独特の着眼点が光る面白い歌詞だと思いますが、"ぬるま湯の冥利と分別を知った者"という表現が特に素晴らしい。

 "ほろ苦い悲しみ"と結ばれているようにあまりポジティブな意味で使われていない気がしますが、言わば"ぬるま湯"マインドでいると結果的に良い方へ向かうことが多いと経験則から感じているので、僕には理想的な心構えに思えます。笑

 また歌詞にフランク・ダラボン監督の映画『ショーシャンクの空に』(1994)も登場しますが、この曲に影響されて観たのを覚えています。それも随分前なので記憶が薄れているのですが、良い映画であったことは間違いないのでもう一度観たいな。


 ちなみに現在、花王「アタック30周年」のCMで使われている「蘇生」が収録されているのもこの『IT'S A WONDERFUL WORLD』です。ミスチルのアルバムの中でも非常によくまとまっている傑作だと思うのでおすすめの一枚。




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