今日の一曲!The Sushi Club「Hiyashi-Chuuka」【テーマ:海苔】 | A Flood of Music

今日の一曲!The Sushi Club「Hiyashi-Chuuka」【テーマ:海苔】

 【追記:2021.1.4】 本記事は「今日の一曲!」Ver. 1.0の第十六弾です。【追記ここまで】

おにぎりの海苔はパリパリ?しっとり?

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 難しい!昔は圧倒的パリパリ派でしっとり派を奇異の目で見ているほどでしたが、今はしっとりも悪くないと思っています。パリパリの海苔が口内に張り付く感じもちょっと苦手になってきているし、好みって変わるね。

Sushidelic/4mpo

¥価格不明
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 「今日の一曲!」はThe Sushi Clubの「Hiyashi-Chuuka」です。1stアルバム『Sushidelic』(1998)収録曲。

 タイトルは冷やし中華なのにサンプリングされているのは海苔巻きの作り方という謎センスが炸裂する一曲なので【テーマ:海苔】として思い出すのに時間がかかりました。笑


 ブログトップのメッセージボードに随分前から書いてありますが、The Sushi Clubは紹介記事を上げるつもりでいるアーティストです。しかし「今日の一曲!」を始めてから旧譜レビューにかけられる時間が減ってしまって未だ書けずにいます。

 …そう思っていたところにちょうど紹介できるネタがきたので、この場を借りて軽くアーティスト紹介しちゃいます。いつかちゃんと書くときに再利用するつもりで。


 The Sushi ClubはTomio Tremmelのソロプロジェクト名…たぶん。おそらく日系ドイツ人だと思われますが出生に関する詳しい情報は探せませんでした。彼に関する情報は日本語では勿論英語でもあまり多く拾えませんが4MPOのアーティスト紹介欄がいちばん詳しいかと。

 レーベルは3rdまでがElektrolux、4thが4MPOなのでずっとドイツから発信されています。しかしタイトルのセンスからわかるようにかなりの日本フリークだと思われ、日本語のサンプリングを多用し日本人とのコラボも行うなどとにかく彼の作品からは日本愛を感じられます。

 一時期ダウンテンポばかり漁っていたことがあるのですが、The Sushi Clubはその過程で発見してハマりました。落ち着いたビートの曲が多くダウナー方向に癒されます。アンビエントまでいくとちょっと苦手って人にもおすすめ。


 選んだ「Hiyashi-Chuuka」も大人なビートに心地好いベースに綺麗なウワモノと、文句なしに格好良いトラックです。しかし中盤から海苔巻きの作り方を説明した謎のサンプリングが挿入されるので、意味が分かってしまう日本人としては何とも言えない面白さを感じられるはずです。笑 それでもなぜか依然お洒落なのが素敵なんだけどね。

 それにしてもこんな音声どこから持ってきたんだろ。たぶん結構古い音声(or 発話者が高齢)なんじゃないかと思います。そう思う理由は"海苔巻きを作る急所は"という表現があるから。今の時代"急所"を"要点"の意味で使う人はあまりいなくないですかね?

 ラストには海苔巻きの講師と同じ声で"時間までに入口のロビーに再びお集(まりください)"というお知らせがあるのですが、"お集"にエコーがかかって歪んで終幕というホラーっぽい締め方でますます意味がわからない。料理教室か何かの一幕なのか?


 The Sushi Clubについてはまだまだ語り足りませんが、いつかきちんとしたアーティスト紹介記事を書きたいのでここで止めておきます。