Barking(日本通常盤) / underworld | A Flood of Music

Barking(日本通常盤) / underworld

昨日の記事でもちらっとふれましたが
underworldの新作『Barking』
日本先行発売の通常盤を
我慢できずに買ってしまいました( ´艸`)
(海外豪華盤を予約しているため)

ゆえにDVDと付属CDのレビューは海外盤のときにするとして
この記事ではメインCD+日本盤限定の曲のレビューをしますひらめき電球



今作が今までのアルバムと大きく違うところは
楽曲毎に外部プロデューサーと
共同制作しているというところですえっ

過去にもコラボしたMark Knight & D Ramirez
ドラムンベースで顕著なHigh Contrast
サポートDJとしてお馴染みのDarren Price
トップ・アーティストPaul van Dyk
他にもDubfire, Applebilm & Al Tourettesなど
豪華なメンバー

あとカールが歌いまくってる曲が多いのも特徴
所謂歌モノがほとんどというのもこれまでにない試み音譜



せっかくなので1曲1曲紹介しようかなひらめき電球
通ぶって変なこと言ってたらごめんなさいね


1. Bird 1 (Co-Produced by Dubfire)

テックハウスでダークな楽曲
ハモりのせいかもしれませんが
今までとカールの歌声が違って聴こえて新鮮
一曲通してずっと歌ってるしメロも普通に綺麗
音数はそんなに多くはないですが
必要なところでちゃんと手を加えてある感じはします
特にサビのシンセやシタールっぽい音がいいですね


2. Always Loved A Film
(Co-Produced by Mark Knight & D.Ramirez)

何度もver. upを重ねようやく完成した曲
過去のver.とはメロも歌詞も全て違っていて
トラックにもあまり面影はありません
しかしこれはまたこれで名曲
ちゃんとキャッチーだし踊れそうだしフロアで化けそう
というかやっぱりラブソングなんだねこれ
聴きとった歌詞からしてそんな気はしてましたが


3. Scribble (Co-Produced by High Contrast)

先行シングルとして既に海外では発売されていた曲
(iTunesで購入したやつを過去にレビューしました)
明るい音にドラムンベースでこれまたキャッチー
前半にはYou Do Scribbleの要素も残っていて満足
中盤のテンポが落ち込むところと
終盤の畳み掛けるカールのボーカルが美しい


4. Hamburg Hotel
(Co-Produced by Applebilm & Al Tourettes)

声は入っているもののインスト曲といっていいでしょうね
ガムランっぽい感じのトラックをベースに
次々色んな音が展開していきます
加工されたボーカルや無線のノイズみたいな音
よくわからないけどボゥワンって凄まじく歪んだ音など
こういう曲大好きです


5. Grace (Co-Produced by Dubfire)

またもDubfireとのコラボ曲
ダークなハウスといった感じがしました
1曲目のBird 1と似た感じという印象
でもこちらの方が好きですね
カールの声を追従するコロ助みたいな声がツボ
ケラの鳴き声みたいな音も好きです


6. Between Stars
(Co-Produced by Darren Price, Mark Knight & D.Ramirez)

ライブでは既に披露されていた楽曲
この曲聴くとなんだか不安になります
全体的にはタイトル通りキラキラした音が鳴ってるのに
カールの声のアレンジとメロと
重なるシンセが切なさを爆発させてる感じがしました
歌詞もよく聴き取れないけど悲痛なこと歌ってそう
泣きながら踊れそうな予感


7. Diamond Jigsaw (Co-Produced by Paul van Dyk)

この曲がいちばん
今までのunderworldっぽくないなと思いました
ついでに言うとPaul van Dykっぽくもない
(ってそこまでPvDには詳しくないのですが)
爽やかなギター中心の曲だし
トランスの要素もそんなにないよね
でも凄く綺麗で明くていい曲だぁ
このBetween Stars→Diamond Jigsawの流れはいい


8. Moon In Water (Co-Produced by High Contrast)

これは全underworldの楽曲で
いちばん可愛い曲なんじゃないか
女性の歌というか朗読っぽい感じの声と
明るいシンセのメロとノリと音が
とてもマッチしていて中毒性のある曲


9. Louisiana (共同制作なし)

解説書みたいなのにも書いてありましたが
ジョン・レノンの曲かと思いました
切ないバラードですよ
海外盤ではこれがラストの曲となりますが
聴き始めたときは
こういうラストになるとは思わないでしょうね


10. Simple Peal (共同制作なし)

日本盤にしか入っていないボーナストラック
タイトル通り鐘の音がずーっと鳴り響いていて
あとは子供(?)の話し声も中盤から入ってくる
アンビエントな楽曲
どこかの教会か孤児院(それこそEssexのBarking?)で
サンプリングしてきたのかな



以上です
僕は好きでしたねラブラブ!

確かに今までのunderworldとは
(…といっても範囲が広くて凄くアバウトですが)
異なる楽曲が多いので戸惑うリスナーは多そうですが
共作が多いので当たり前だしマンネリするよりいいと思います
キャッチーなので新規のリスナーを獲得出来そう目
…そのキャッチー・ポップさが嫌って意見もありそうですけどね

rockin'onや他雑誌のウェブページでのレビューは
概ね好評だったものの
MUSICAのレビュー(鹿野淳さんとDA)は批判的でしたね
もちろん両者とも誉めてはいるし批判理由も的外れではないし
僕なんかよりもよっぽど音楽に精通していると思いますが
"散漫"だの"とっ散らかってる"だのはなぁ得意げ
製作過程を雑誌で追っていて感情移入しているのかもだけど
そういう言葉でまとめてほしくなかった
揚げ足取りみたいで嫌だけど
Beaucoup Fishも誤植してるし…注意散漫

確かにまとまりのあるアルバムとは言えないけど
多彩というふうに僕は捉えましたよニコニコ
抽象だの具体だのリスニング向けだのフロア向けだの
聴き手次第で姿を変えると思うので
そういう捉え方があるのもわかるけど影響力あるんだから…
2/3が似たような評になったのが予想外なのかもですが(^o^;)

ま、なんにせよ判断はライブ見てからだなにひひ
折角チケット取れたんだし行くぜ
そしてDVDとRemixCDも聴かなきゃね


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