博士課程を中退・再入学したドクターからのメッセージ

博士課程を中退・再入学したドクターからのメッセージ

大学院博士課程を中退し、再入学して博士(工学)を取得後に企業に就職したドクターから悩める院生へのメッセージ

天才たちの成功話や不遇話はもういいじゃないか。
それらは、平凡なきみが、仕事を始めるうえで
の役にも立たない。
中島義道『働くことがイヤな人のための本』新潮文庫


●大学院をやめたいと考えている方へ


まず、下記のコラムを読んでください。



大学院を辞めようと思っている君へ

●博士に関するまとめURL作りました。2014/01/20
http://philosophyofdoctor.web.fc2.com/index.html
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「博士なのに~、できないの?」

「博士なら、~できるでしょう?」

なんて、言われたことは、人生、1度や2度ではない。

 

会う人々のなかで、

「博士とは、どこかスーパーマンみたいな人?」

という刷り込み(ラベリング)があるようです。

単に、研究、勉強、読書がすきなだけなのですが・・・。

 

時折、何かモヤモヤ感が消えないのですが、

知人から「であること being] という映画を紹介され、

共感することがありましたので、ご紹介します。

 

この日本のドキュメンタリー映画の中で、

多くの出演者らがコメントしているのは、

 

「目の前に居る人を、人としてリスペクトして、見ること」

 

の重要性を語っています。

 

特に、僧侶でメイクアップアーティストの西村宏堂さんは、

 

「魂に、性別はないし、それにとらわれているのは、

 気づきがたりないのではないかと思います。」

 

と述べています。

 

つまり、ラベリングして、その人をお気楽に理解した気になるのではなく、

 

「目の前に居る人が、どう感じているのか、何をを考えているのか。」

しっかり対話しながらものを薦めていくと言うことが重要だと、

改めて考えさせられました。

 

【映画予告】であること being

 

これからの時代には、必要な内容だと思いましたので、

ぜひ見て頂きたいと思います。

 

なお、

11/13(土)、福岡市のレインボー映画祭2021で無料公開されます。

下記、ホームページからの申込できるようですので、

 

福岡市近くにお住まいの方は、是非見に行ってください。

 

いいなぁ~福岡市!

 

・開催日程:令和3年11月13日(土曜日) 15時30分~ 上映だそうです。

※詳細は下記リンクから申込ください。

[福岡市] 福岡レインボー映画祭2021

 

なお、映画に出演されている西村さんについては、

下記リンクを参考にしてみてください。

 

[Forbes Japan] 西村宏堂の正々堂々生きる「決断力」

 

 

・映画プロデューサー 西山ももこ さんについて

下記参照ください。

[かがみよかがみ] インティマシー・コーディネーター

Intimacy Coordinator Japan

 

●Diversity, Equity & Inclusion

 公平さということや多様性ってについての企業取り組みは、下記参照ください。

[カオナビ]インクルージョンとは? ダイバーシティと何が違う?

Diversity, Equity & Inclusionとは

以前、「先生が怖い」小学校1年生が行き渋りになる理由のブログ記事を書きました。

 

まず、「お腹、頭が痛い」と言い始めたら、

1.先ず学校を休ませる。

 

2.小児科を受診し、総合病院で精密検査を受ける。

  ※まずは、身体的不調がないかしっかりチェック。

    身体的不調なし → ストレスや精神的なものと判断が下ります。

 

3.担任、学年主任、教頭先生と面談し、解決策をさぐる。

 ※部分登校や母親と一緒に登校する場合は、休憩可能な場所を確保してもらう。

 

その間、どうしたらよいか対応を考えましょう!

一冊で分かりやすい本を紹介しますと、下記の本が良さそうでした。

論文で紹介した内容を網羅しています。

 

 

この本は、あるブログで紹介されており、

時期によるパターンや具体的な関わりが書いていたため、私も良いと思いました。

※参考ブログのURLは下記に記載しておきます。

 

ある程度、どういう段階に進むのかを知っていると、

「どうしよう?」と親が慌てずにすみます。

 

とにかく、「じっくり、ゆっくり、ていねいに」 進めていきましょう!

 

 

【参考ブログ】

小学校1年生から不登校になった経験者のブログ (もちブロbyむーちさん)

小学1年生の不登校が回復に至るまで「序章」

むーちーさんの上で紹介した本の感想

入門書であり専門書、「不登校の子どもに何が必要か」を早くに読んでほしい

学校がいじめを誘発するのは、例えば、以下のルールがあるときのようです。

 

■小学校

・運動会の練習で忘れ物をすると、運動会当日のチームの点数が引かれるというルール

 

・学校/学年/クラス/班単位のグループ活動で、誰か1人が失敗したら、

 全員がマイナス評価になるルール

 例えば、 『忘れ物調査/持ち物調べ』など

 

・給食の後で「今日は25人が完食!」などと発表する

 例えば、『給食の残量調査/完食/食品ロスゼロ運動』など

 

■中学校

・部活動が終わって午後6時までに校門を出ないと、部活全体が1週間の活動停止

 

 

 

これらに共通することは何でしょうか?

 

それは、

 

 

 

個人の失敗 = 全体の失敗 → 『連帯責任』が問われることです。

 

 

 

つまり、誰か1人でも失敗すると、だんだん、

 

「○○さんのせいで、▲▲という罰を受ける羽目になってしまった。」

 

「あいつが悪い。」

 

「おれはやっているのに、あいつはできない。」など、

 

とかくクラスメイトを責め、監視し始める構造となるからなのです。

 

間違った連帯責任、班活動により、いじめが誘発されると奏は、

1999年の福岡市の小中学校を調査したデータから、論文で以下のように結論づけています。

 

・班競争といじめとの間に、一定の関係性があることだけは確かである。

・連帯責任で罰を与えると言うことになると、さらに明確である。

・班競争や連帯責任で罰を与える教育活動が、

 あくまで結果論とはいえ、子供達のいじめを誘発しているという事実はやはり否定できない。

 

■参照論文

奏政春著, 『いじめ問題と教師 : いじめ問題に関する調査研究(Ⅱ)』, 大阪大学紀要, 1999, pp.250-251

 

※表のD.K.N.AとはD.K=Don't know(分からない)、 N. A= not answered(無回答)

 

 

そもそも、『なぜ、連帯責任による罰を与えることがなぜいけないのか?』

 

この回答は、毎日小学生新聞の『おかしなルール』の中で、

弁護士の山下敏政さんは、子供達に以下のように分かりやすく説明しています。

※下記参考URL参照ください。

 

「学校の中なかでも、

 他人がやったことで責任を問とわれるのは完全なとばっちりです。
 しかも、監視し合あったり、

『おまえのせいで』と批判したりすることにつながります。
 教育基本法が掲かかげる『一人ひとりを尊重する』という考えと正反対です。」

 

 

例えば、忘れ物などは、クラスで取り組む事柄ではなく、

個人が取り組むことなのです。

したがって、教師は、児童、生徒の個々を見て、指導すべきです。

 

しかも、昨今、発達障害の子供もおり、やりたくでもできない子も居るのです。

 

個別指導に割く時間がないとの言い訳により、

教師側の意向により、集団活動にすることで、子供達に互いを監視し合うシステムを導入し、

教師が手抜きをすることが大問題です。

 

あなたの学校は、いじめを生産する教育をしていますか?

 

NO MORE 連帯責任!、 NO MORE いじめ!

 

詳しく知りたい方は、下記のURLを参照ください。

 

●参考URL

奏政春著, 『いじめ問題と教師 : いじめ問題に関する調査研究(Ⅱ)』, 大阪大学紀要, 1999, pp.250-251

 

教師の「理不尽な指導」がいじめを頻出させる

 

部活や運動会で「連帯責任」(その1)【毎日小学生新聞 おかしなルール】

 

部活や運動会で「連帯責任」(その2止)【毎日小学生新聞 おかしなルール】

 

学校給食は「残すな」より「食べ残せ」が正しい【東洋経済】