- 2005年梅雨。
- 限りなく透明に近いブルーの雨が、
- 降り続く日本列島。
そんな日本に、
過去4回『黒い雨』
が降った事がある。*
1つ目は関東大震災。
2つ目は東京大空襲。
そして、3つ目と4つ目が
広島&長崎原爆だ。
(5つ目として、松田優作の遺作『ブラックレイン』で
大阪に黒い雨を降らせる大規模ロケが行われる予定だったが、
何故降ったかと言うと、爆弾や大火事の熱によって
猛烈な上昇気流が上がり雲になったから。
(原爆のキノコ雲は端的な例だ)
この内、絶対に浴びてはいけないのが
核由来の黒い雨だ。
何しろ、核由来の黒い雨には
黒色を作る炭素成分の他に、*
『放射能』
という嫌なオマケが付く。
その威力とは↓
○池や川の魚の死体がそこら中に浮き上がる*
○「雨に当たった人だけ3ヶ月以内で皆死んだ」*
(無論生き残った人は大勢居るが、
体験談を総合すると確実に体にマイナスに作用するようだ。)
(また、当時0代のクソガキだった野郎どもは「雨だ!涼しい」と
狂喜乱舞しつつ黒い雨に自ら被爆しちまったそうだ)
○1万人大アンケートで、悪影響を訴える被爆者が大勢を占めた*
と、人体に確実に悪影響を及ぼす事がわかる。
さてこの黒い雨だが、核爆発直後に降る訳では無い。
広島でも、着弾の8時15分からしばらく経った9時頃に降った。*
そうするとキノコ雲も移動するので、
爆心地よりも周辺に毒の雨が降った。*
それは半径15キロに大雨、半径25キロに小雨をもたらした。*
(風上の南東だけには降らなかった)*
核爆発で全身に火傷を負うと霧消に水を飲みたくなるが、
飲むと、3ヶ月に渡る下痢の例や死亡例が。*
給水車が来るまで何とか待つのが正解なのだ。
原爆由来の黒い雨を浴びたのは被爆者全体で43%。*
核が落ちたら早急に雨宿りしよう。
それが57%側になって生き残るコツである。
何せ、あの8月15日快晴の広島だって、
比較的弱いとされるウラン型原爆で
大雨が降ったのだからネ。