亡国のイージス | あいん氏のブログ

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週1更新が努力目標。
借りて観た映画のタイトルやその週に起きた出来事などを気まぐれに書いてます。アプリが使えないから投稿記事の再編集と写真掲載が出来なくて不便。

( ´_ゝ`){先週借りた内の1本、亡国のイージスについて。
空母いぶき、ミッドナイトイーグルに連なる、日本の国防をテーマにした邦画で、公開はミッドナイトイーグルよりも先でした。
これら3作品すべてに出演してるのが吉田栄作で、イージスといぶきの2作に出演してるのが中井貴一。
吉田栄作は3作とも自衛官なのに、中井貴一はイージスではテロリストのリーダー、いぶきではコンビニの店長という真逆の役で面白い。

作品内容は、対空迎撃システムを搭載した日本初のイージス艦いそかぜに、自衛官の幹部に偽装した某国のテロリスト集団が米軍から奪った特殊兵器グソーを携えて搭乗し、国防の有り様を憂いた海自士官数名と同調して、いそかぜを占拠、僚艦うらかぜをハープーン2発により撃沈して東京湾に向かう。
彼らの目的は、「亡国のイージス」という論文を残して死亡した防大生(反乱の首謀者である副長の息子)の死の真相と論文の公表、そして特殊兵器グソーの漏洩事故を隠蔽した辺野古ディストラクションの公表。
特殊兵器グソーを無効化するには焼夷弾テルミット+によって焼き尽くすしかなく、政府はいそかぜの反乱を外部から鎮圧するためにテルミット+を積んだ戦闘機を三沢基地から羽田へと向かわせる。

一方、自衛隊の対テロ組織からは1人の特殊工作員が一般の乗組員として潜入しており、内部から艦底を爆破する事により航行不能と仲間の潜水潜入の2つを狙うが、艦底爆破後に捕らえられてしまう。
反乱チーム以外の乗組員は船外退去を命じられて、救命ボートで離艦するが、主人公(真田広之)の先任伍長・仙石だけは海に飛び込み、艦底の爆破孔からいそかぜ内部に戻り、単身でいそかぜ奪還に挑む。

この作品の主題である論文「亡国のイージス」は、平和というぬるま湯に浸って国家としての有り様を見失っている全ての日本国民に向けたメッセージであり、対外的には軍人に当たる自衛隊でさえ、国を守るための先制攻撃を認められず、法と民意により行動制限されている事に対する憂いが、反乱チームの行動理念となっていて、某国テロリストはそれに付け込んで自国での革命を最終目的としている。

その首謀者を演じている中井貴一を、空母いぶきでは敢えて平和の象徴となるキャラクターに配役しているのが粋ですな。

空母いぶきを見て、何か感じるところがあった人は、亡国のイージスとミッドナイトイーグルも見てほしい。