お母さまの言葉が胸に染みました。
「息子は46歳の生涯だったけど、次男に『おにいちゃんはきっと人の倍の速度で生きたんだよ』と言われました。その言葉に救われました。
だから、息子は92歳まで生きられたんだと思うようにしました。
わたしは72歳ですが、それよりもっと生きたんだと。
子が親より先に逝くのは一番の親不孝と言われていますが、わたしの息子は不幸ではありません。
幸せ者だったと思います。」
なんて素晴らしいご家族だろうと思いました。
確かに、亡くなった友人は多趣味で、多才で、いつも忙しくて、人の倍も三倍も人生経験を積んでいたように思います。
わたしも同じタイプなので、生前よくそんな話もして笑いあっていました。
そうか、じゃあわたしはすでに68歳になっている(笑)
火葬場まで同行させてもらい、最期のお別れをしました。
でもこの世の最期であって、また会えると信じています。
今日だけは少し思い出に慕って、明日からまた前を向いて進んでいきたいと思います。
彼から教わった、
『自分に正直に生きる』
という言葉を胸に。