はじめは、まさかという気持ち。
でも故人と生前話した言葉を思い出して、悲しまないようにしていた。
だけどどこかで事実を否定していた。
次に、対面して現実を目の当たりにして、でもまだ実感がなくて。
感情を理性で殺していた。
無理に前を向こうとしていた。
そして数日経って、ようやく実感がわいてきた。
思い出すのは、明るい笑顔と馬鹿げた会話。
それが、ただただ辛かった。感情崩壊。
やっぱり堕ちた。
あの人の影響力を改めて感じた。わたしにも、世の中にも。
心に穴があいたような感じ。
わたしの時間は止まったようにスローで、それでもまわりが慌ただしく過ぎ去っていて、自分だけ置いていかれているような気もして。
引きずられるように何も整理がつかないまま、時間だけが流れた。
淡々と予定をこなすだけ。
でも一週間経って、少し流れ始めた気がする。
まだ以前のところまで気持ちが上がってはいけないけど。
笑顔と言葉を思い出しても、今は辛さよりその言葉を受け入れられる。
そうだよね、って納得できる。
たくさんの人に支えられてると改めて感じました。
この一週間、悲しみを分かち合い、話を聞いてもらい、心配してもらい、励まされ、慰められ…
感謝です。
恩師からきたメール。
「人生に寂しさ、辛さはいっぱいあります。
その体験が多い人は些細なことにも幸せを感じることができます。
そして、そういう思いを人に共感し優しくすることができます。あまり苦労しないで来てしまった人は人間が磨かれません。
亡くなられたお友だちは、この世で苦労するより天国で楽しく生きていくことにしたのだと思います。
私達もあと何年先かわかりませんが確実にあの世に行けて友達と再会できるのです。
しばしの別れです。悲しみは半分にして、快く送ってあげましょう!」
本当にそうですね。
この思いが今後の人生に活かしていけるように。
今日は久々に撮影のお仕事。
また新たな経験と出会いに感謝しつつ、そろそろ言葉だけじゃなく、本当に前を向いて歩き出そうと思います。
この子たちにも感謝(*^^*)