イルカよりはシワが少なめ



〜前回記事、アメトピ掲載ありがとうございました〜




私はうつ病で乳がんステージ4サバイバー、

同居の友人は大腸がんステージ3サバイバー。


同時期にがんが判明して、

同時期に始まった治療や日常の日々をつづるブログです。







ついにトモセラピーも最終日となった。


1週間の放射線治療+脳MRI検査、

やり切ったのである。





放射線科医「脳もキレイなものでした。
異常ナシですよ」


生まれて初めて見る自分の脳の断面図は、
思っていたよりシワが少なかった。


画像を見てこれはおのれの脳だと、
認識するのもまたおのれの脳だ。

合わせ鏡を覗きこむような不思議な感覚だった。


あまり脳を見慣れてないので、
この脳がどれくらい正常なのかはさっぱりだったが、医師が異常が無いと言うなら、
安心して良いのだろう。


とりあえずは、
安堵で胸を撫で下ろした。
現段階では脳転移が無いことがはっきりしたのである。
ノイジーな脳MRIに耐えた甲斐があった。



ものぐさで不安症の私が、
脳MRIを撮ろうと思ったのは、
このアメブロがきっかけであった。


アメリカでは、
最初の段階でPETと脳MRIは同時に撮ると、
教えていただいたのだ。

最初に治療のベースラインを決めるという考え方は、
確かに理にかなっているように思えた。



とりあえず、
現時点での脳転移の有無を把握しておけば、
万が一のちに病変が起きた時も、
それがいつからのものか把握しやすいだろう。



おかげで、
立ちくらみとめまいが、
脳転移によるものではないともわかった。


脳MRI検査はもちろん、サイバーナイフ自体も、
主治医に相談して紹介状を書いてもらえなかったら、
受けられなかった治療である。