『お疲れサマでぇ~す…』


急な仕事が2~3本まとまって入り、忙しくて手がまわらないタイミング。

その中の1本に重要度がかなり低い広告がありました。


(これならハルカにお願いしても問題ないやろ…)

半ば強引に理由付け、鼻息荒く電話を手に取る。


出た相手はデスクと言って制作中の進行管理を行うチョイ偉いさん。

この人が依頼内容を聞いてバランスよく各ライターへ仕事を振り分けます。


で、このデスクがちょっと頑固…(困)。

なかなか希望を受け入れず、自分サイドの配分で仕事を振り分ける解らず屋。


電話口で色々とコンセプトや広告内容のタッチを説明し、

遠まわしにハルカじゃないとダメみたいなニュアンスを言葉に埋め込みます。


努力の甲斐あり、何とかこちらの希望であるハルカへの発注が通りました。

しかし内容的にクライアントへの同行取材は認められず、営業との社内打合せだけに。


僕としては一緒に食事をしながら仕事以外の話しで仲良くなりたかったわけですが、

仕方ありません。直接会って話せるだけでも喜ばないと…と切り替える事に。


で、打合せ当日。お気に入りのダークブルーのタイをダブルノットで締め、

いかにも“仕事できます”的な雰囲気で、下心と下半身を隠して来訪を告げます(←アホ)


『ガチャ…。あ…、お疲れサマでぇ~す…』

お尻まであるグレーのカーディガンを着たハルカがそこに居ました。


やっぱり可愛い…。透き通るような色白の肌に栗色のサラサラな髪。

要望を沸き起こす少し垂れたエッチな目つき………100%!!


何か…、もう…、アイドルと会えた気分でした(笑)。


でもこの後、そのアイドルを更に怖がらせ、二度と会えないような展開になるとは、

夢にも思っていませんでした。