その男の名は、“ルーラント・サーフェリー” | 隆々日誌

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〜この世の記録〜

2017年 12月17日 日曜日 (博多 曇り 最高6度 最低3度)

 

 

 

福岡市博物館に、「ルドルフ2世の驚異の世界展」を見に行ってきた。

 

最寄り駅の西新は、サザエさん発案の地とのことで、街にはいろいろサザエさん関連の像とかがある。

 

 

 

博物館と言えば、昔やっていたバンドのベーシストが、

どういった話の流れで言ったのかは忘れたが、

「俺だって休日に美術館に行きたいよ!」

と言っていたのを思い出す。

 

バイトして、スタジオ入って、ライヴして・・と青春真っ盛りだった私達にとって、

「休日に美術館に行く」というのは、豊かさの象徴だったのだろう。

 

あれから幾年月、私は何者にもなれたわけではないが、

美術館に行く心の余裕は出来たよ。

 

 

ん?そういえば、こいつは・・・?

タマはどこいったと?

 

 

いつも、美術館、博物館に行くのは午後になってしまうことが多く、

展示物の後半を早歩きで鑑賞することが多い為、この日は頑張って午前中から家を出る。

そして、博物館の喫茶室でモーニング。

 

今回の展示物は、ローマ帝国の皇帝・ルドルフ2世が自分ちにコレクションした美術品の数々。

 

このルドルフ2世は、芸術、天文学、珍奇な動物・植物などを集めまくったらしく、

コレクションの中には、徳川家康の甲冑まであったらしいよ。

 

 

 

キョロキョロ ふーん。

 

 

 

そして、まあ鑑賞したわけだけども・・

 

いいよ!

 

すごくいい!

 

ルドルフ2世センスいいよグッド!

 

 

このおっさん、芸術をわかってるよ!!

 

素晴らしい絵画や、センスの良い金器などがたくさんあった。

 

特に私が惹かれたのは、ルーラント・サーフェリーという人の絵。

この人の絵が、複数枚展示されていたのだが、どれも私好みだった。

 

なんだか、すごく陰影の描き方が魅力的だった。

 

今回の客寄せの目玉は、アルチンボルドが描いたルドルフ2世の絵だったんだろうけど、

もちろんそれも素晴らしかったんだけど、

予想外にもう一人素晴らしい画家がいたことがなんだか嬉しい。

 

 

アルチンボルドの絵を立体化したヤツ。

 

 

溶け込む暴狩・さち。

 

 

 

キョロキョロ 確かに馴染んでるな。

 

 

 

TVで見たことのある、アルチンボルドの絵風に撮ってくれるコーナーもあった。

 
 
この額の前に立って、数秒待つと・・
 
 
植物を使って似顔絵を造ってくれる。
上の写真は暴狩・さち。
 
 
私は・・
 
 
えっ?これ俺?
特徴とらえてなくない?
髪の毛全然ねえし(笑)
 
そしてなぜ右肩にスイカが一個余ってるのだろうか。
さちの方が特徴とらえてる気がするなぁ。
 
 
・・・でもなんか、こいつ良いやつそうだな。
愛着が湧いてきた。
友達になれそう照れ
 
そんなこんなで、とても充実した展示内容で楽しめた。
しかしお土産売り場に、サーフェリーグッズがほとんど無くて不満。
サーフェリーかなりいい仕事してたのになぁ。