『テイクアウト』
2004年、米。
監督/製作/脚本/撮影:ショーン・ベイカー
監督/脚本:ツォウ・シンチン
出演:チャールズ・チャン、エング・フア・ユー、ワン・ザイ・リー、ジャスティン・ワン
「ANORA アノーラ」でカンヌ国際映画祭パルムドールおよびアカデミー作品賞を受賞したショーン・ベイカー監督が、2004年に発表した長編第2作。
密入国業者に多額の借金を抱えながら、ニューヨークの中華料理店で配達員として働く不法移民の青年の1日を徹底したリアリズムで描き出す。その姿を通して、マンハッタンに暮らす移民たちの厳しい日常を浮き彫りにしていく。後に「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」などのベイカー監督作をプロデュースするツォウ・シンチンが、ベイカー監督と共同で監督・脚本を手がけ、ベイカー監督が撮影も担当。(映画.comより)===
ショーン・ベイカー監督特集を早稲田松竹にて鑑賞。
ニューヨークで悪徳ブローカーへの借金返済に追われ金策に苦しむ中国人不法移民の1日をドキュメンタリータッチで描く力作。
中華料理店の出前の配達でチップを稼ぎ、知人や職場の同僚から融通してもらったお金と合わせてどうにか闇金に返済できるメドが立ったところで、黒人のギャングに持ち金をごっそりカツアゲされるという切なさと絶望感。
でも最後にはもうひと展開あって、主人公・ミンはもう少しこの街で頑張ってみようと思ったのかな。
配達員の仕事ぶりをただ淡々とハンディーカムで記録したからこそ浮かび上がる、世界一巨大な繁華街の隅っこにある多国籍コミュニティーで生きるマイノリティーの悲哀。
yh
