少し前までの私は、とにかく「退職したい」「逃げたい」「もう嫌だ」の三拍子そろってました。



朝が来るたびに、体のどこかに鉛でも入ってるんじゃないかと思うほど重くて、
会社に向かう電車の窓に映る自分の顔も、もはや“生きた心地のしない通勤用マネキン”みたい。



何しても心が動かない。


景色も人も全部モノクロで、唯一動いてるのは電車だけ。


そんな日々を、ただ惰性で“再生ボタン”押しっぱなしの人生みたいに過ごしてました。


でも、noteを書き始めてから少しだけ変わってきたんです。


「辞めたい」って叫ぶだけじゃなくて、
“ていうか、そもそもどう生きたいんだっけ私”って。


ようやく、方向音痴の頭に地図アプリがインストールされた感じ。


もちろん、会社を辞めたら心は軽くなると思います。


だって、毎朝あの電車に乗らなくていいなんて、それだけでパラダイス。


でもその先に“どこへ行きたいか”が見えてなかったら、
たぶん次は別の地獄の入口をノリで開けるタイプだなと。


それが一番怖い。


だから今は、「辞めるかどうか」よりも
“どんな感覚で生きていたいか”を、地味にリサーチ中です。


大それた行動なんて何もなくて、
「今日はコンビニコーヒーをSじゃなくてMにしてみた」みたいな、
小さな“試してみる選手権”を開催してるだけ。


うまくいくかどうかより、
「今日の自分、まあまあ悪くないかも」って思える瞬間を拾い集めながら。


そうしているうちに、ほんの少しずつ心の向きが変わってきました。


まだ答えは全然出てないけど、
“どう生きたいか”を意識しはじめてから、
真っ暗だったトンネルの中にも、
「お、今の光って電車じゃなくて希望だった」って思える瞬間が増えてきました。


次回は、そんな“わずかに光った瞬間”=
実際に試してみた小さなことをいくつかシェアしてみようと思います。


特別なことは何ひとつないけど、
同じように「やる気の電源どこ行った?」ってなってる誰かに、
少しでも“あ、これなら自分もできそう”って思ってもらえたら嬉しいです。