前回の記事では、「退職する前に“どう生きたいか”の答えを見つけたい」という話をしました。

今回はその続きとして、実際に私が“もがきながら試してみたこと”をまとめてみます。


① 一ヶ月の予定を“これから前に進むために必要なこと”に変えてみた


正直、前までは未来の予定なんて立てたくなかったんです。

どうせその日も疲れてるに決まってるし、休みの日は寝て終わるに決まってるし。
「来月どうしたい?」なんて聞かれたら、「生きてるだけで精一杯です」と答えてたと思います。

でも最近、「このまま何もしないよりマシかも」と思って、試しに“自分を整えるための予定”を入れてみました。
予定表に少しだけ空気が通った気がして、「予定を立てる=未来を描く」って、こういうことだったんだなとやっと思い出しました。




② 気になる喫茶店に“お客さんとして”行ってみた

求人で見かけて気になっていた喫茶店に、思い切って行ってみました。
正直、想像していた雰囲気とは少し違って、「あれ?」って感じでした。
でも、ハンドドリップの音と香りが心地よくて、カウンター越しの時間にほっとしました。

前の私なら「思ってたのと違った」で終わりだったと思います。
でも今は、「どんな空間なら自分は落ち着けるんだろう?」と考えるきっかけになりました。

それに、年齢とかお金のことを考えると、喫茶店で働くなんて“夢見すぎ”と思っていた私が、
今は「やってみたいな」と口にできるようになった。
この変化は、誰も褒めてくれなくても、自分的にはけっこう大きな一歩です。



③ 好きな珈琲店のセミナーに申し込んだ

「今さらセミナー?」って自分でツッコミ入れました。
昔カフェで働いてたし、もう知ってることばかりかもしれないのに。
でも今回は“仕事のため”じゃなく“心の潤い”のために行ってみようと思ったんです。

結果、思ったより緊張して、正直あまり頭に入ってませんでした(笑)。
でも、好きな珈琲の香りに包まれている時間だけで、なんだか満たされました。
「これでいいんだ」って思えたのが収穫です。



④ 昨年受けていなかった項目の健診を予約した

健診もずっと後回しにしてました。
「まぁ死なないでしょ」って、変なポジティブで逃げてました。
でも、健康でないと、そもそも人生の実験どころじゃない。
思い立って2か所予約を入れました。
それだけで“ちゃんと生きようとしてる自分”に、ちょっと安心しました。



☕ 小さな行動が“実験”のように感じられた

どれも特別なことではないけれど、「やらなきゃ」じゃなく「試してみよう」と思うと、
少しだけ気持ちが軽くなりました。
行動が苦手な私でも、“実験”と考えるとハードルが下がります。

結果が出なくても、「今日はここまでできた」と思える。
その積み重ねが、自分の感性を取り戻すリハビリみたいです。

最近、ハンドドリップで珈琲を淹れている自分の姿がよく浮かびます。
めちゃくちゃカッコよくはないけど、なんか機嫌よさそうな私。
その姿が、今はちょっとした希望になっています。

また小さな実験を重ねながら、
「辞めたい気持ち」とうまく付き合っていけたらいいなと思います。

🌿この文章を読んで「私も、ちょっとやってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
大きな行動よりも、まずは“ゆるい実験”から。
それくらいのテンションで生きていくほうが、案外うまくいくのかもしれません。