コンパクトデジカメを買い替えた山田です。
「ビックカメラ」の店員さんに
「暗いところでも、ストロボを焚かなくてもいいコンパクトカメラを」と言ったら
CANON PowerShot S120という機種を勧められました。
少し予算オーバーの31,000円でしたが、今回関西一人旅を決行するにあたり買い替えました
そんなカメラをを持参して向かった先は、神戸元町の『元町映画館』
元町には、「青春18きっぷ」という1日JR乗り放題の切符を使っての訪問です。
(詳細は、http://ameblo.jp/unusualplace/entry-11906440645.html )
元町駅到着は、朝の8時30分頃の通勤時間。
映画上映は10時30分なので、2時間あるので神戸の街を散策に。
神戸には、幼少期「ポートピア博覧会」を観に来たのと、阪神淡路大震災の1年後に訪れて以来3回目。
震災1年後に訪れた時には、ビルや道路がほぼ完全に修復されており、復興の速さに驚いたことを記憶してます。
そんなことを思い出しながら、ポートタワーのあるメリケンパークへ
平日の朝ということもあり、人影はまばらです。
神戸は、日本で初めて映画が「キネトスコープ」で上映された町。
(日本初の劇場は、浅草の『電気館』)
それを記念してこのメリケンパークには、記念碑が造られました。
でも、実際の記念碑は、この石の後ろに写っている四角くくり抜かれた石...。
ということは、東京に帰って来てから分かりました。
この石の裏側には、故淀川長治先生が選んだ42名のスターの名前が書かれてました。
そういえば、淀川先生の生まれ故郷も神戸だったなぁ。
その後、「プロローグ」という喫茶店で朝食を済ませ、『元町映画館』到着は朝10時。
この映画館は、「元町商店街」というアーケードの中にありました。
元町駅西口からは歩いて6分。
この『元町映画館』の看板、ポートタワーと六甲山をもりこんだデザイン、すごく惹かれます。
入口脇には、多数のチラシが稼働式の棚に収納されておりました。
この劇場は、4年前の2010年8月にオープンのミニシアター。
従業員は3名とボランティアスタッフで成り立っている映画館です。
この日は、メンズデーということで、受付で入場料1,100円(通常1,700円)を支払い場内へ
この時、一緒にスタンプカードが渡され、5回鑑賞すると、映画が1回無料で観られます。
普通の商店街に立つビルを改装しての映画館なので、ロビーはそれほど広くありませんが、さっぱりとした作りです。
この受付では、大阪や神戸のサークル誌なども販売。記念に購入することに。
スタッフの方に、全国の映画館を訪問している旨を話すと、お客さんの顔を写さないことを条件に撮影許可を頂きました。
こちらが館内。ひな壇型の劇場です。
ミニシアターの為、広くはありませんが、壁に茶色のカーテンをまとい赤いシートは落ち着いた雰囲気です。
席はすべて自由席。1日3作品の上映で入れ替え制です。
映画はデジタル映写機での上映です。
天井の黒の塗装は、塗り直しがまだらとなっており、昔の小さな劇場を思い出します。
この塗装を含め内装は、HPを観るとボランティアの方たちが行ったようです。
この日10時30分の観客は私を含め6人でしたが、
上映終了後ロビーに出ると、次の作品を待つ人であふれておりました。
映画鑑賞後、『元町映画館』脇に2Fへ続く階段を見つける。
上がっていくとそこは、映画を待つ方のロビーとなってました。
こちらのスペースでは、トークイベントなどが開催されることもあるようです。
日本の映画発祥の地神戸で、映画ファンの為に非営利団体として上映を続けている『元町映画館』
映画の灯をいつもでも灯し続けて頂きたい映画館です。
【元町映画館】
鑑賞日時:2014年8月6日10:30
鑑賞映画:「友だちと歩こう」
住所:兵庫県神戸市中央区元町通4-1-12
料金:1,700円(各種割引あり)
スクリーン:1
上映形態:ロードショー、名画座
音響:SRD
スクリーンサイズ:不明
座席数:66席
おすすめ度:☆☆☆☆