『三軒茶屋シネマ』 | やまちゃんの映画館ブログ

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ごく普通のサラリーマンが、全国にある単館映画館のご紹介をするブログです。是非ご覧ください。

昨日、人生初のカマクラを作成した山田です。

娘たちの期待に応え、制作時間2時間でなんとか完成したのですが、朝から手首と腕が痛みます汗


先月の3連休、休みなしで働いた為、本日代休を取ることに。

向かった先は、『三軒茶屋シネマ』。


ちょうど1年前まで、三軒茶屋にはもう1件『三軒茶屋中央劇場』という映画館がありました。

『三軒茶屋シネマ』と向かい合うように営業していたのですが、昨年2月14日に60年の歴史に幕を下ろしました。



現在でも建物は、そのまま残っております。


三軒茶屋へは、世田谷区を縦断する「世田谷線」で向かうことに。

この電車は、2両編成。駅と駅の間隔が500m位なのでゆっくりと進みます。



雪の積もった街並みをゆったりと眺めていると、心も和みます。

三軒茶屋駅に到着寸前の車窓からは『三軒茶屋シネマ』の看板が見えてきます。

三軒茶屋は、「国道246号線(通称246)」と「世田谷通り」のT字に交わる街。

江戸時代には、参道として2つの道を大山道と登戸道と呼んだようで、その分岐場所に3件のお茶屋さんがあったことから、三軒茶屋と呼ぶようになったようです。

今では、おしゃれな商業地区として知れ渡っております。



三軒茶屋駅から徒歩5分、世田谷通りを渡ってすぐの商店街に『三軒茶屋シネマ』はあります。

1Fチケットでチケット代1,300円を支払い劇場内へ。



階段をL時に曲がると入場受付です。

このシャッターを切る時、受付の女性の方に見られてしまい、怪しい客と思われてしまってないかヒヤヒヤしながらチケットを手渡しロビーへ。



本日は、15時の上映鑑賞の為、15分前に到着。

建物内は、レトロな雰囲気満載です。


ロビーでは、売店でお菓子、旧作パンフレットを販売しております。

ロビーのソファーに座ってふと横を向くと、チラシスタンドの角に



なるファイルを発見。

これ、貴重な資料ですよ。



過去の上映作品がびっしりとファイリングされてました。

この上映作品シートは、入場の時にも配布され、現在はNo378 まさに歴史ですね。



その他、壁にはこんな手書きの案内が。


この映画館は、名画座の2本立て。

名画座の場合、劇場内への途中出入りは自由なのですが、この映画館は入場制限をしているのか、途中入退場のお客さんがおりませんでした。


会場のアナウンスがあってから場内へ。



36年の歴史を感じます。

入口は、ちょうど座席の中間通路に位置しております。



座席シートは形状から察するに、昭和50年代のものかと思いますが、それほど痛みはありません。

最後部座席後ろには、板敷になっており、ちょうど人1人が座れる奥行。

満席時の予備席になっているようです。



この日の作品は、「藁の楯」「図書館戦争」の2本立て。

平日の15時にも関わらず、鑑賞のお客さんは20名程度。

「藁の楯」は2台の映写機を利用してのフイルムでの上映でした。


こちらの映画館は、Twitterも毎日更新されており、お客さんへの情報配信はまめに行っております。

次に伺う時は、『三軒茶屋シネマ』の歴史について聞いてみたいな。




(冒頭触れた、人生初制作のカマクラです)


【三軒茶屋シネマ】

観賞日時:2014年2月10日15:00
観賞映画:「藁の楯」


住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-14-6

HP:http://www.toukoueiga.com/sancha/
オープン:1955 
料金:一般 1,300円(曜日割引あり)

スクリーン:1

上映形態 :名画座
音響:DS
スクリーンサイズ:不明
座席数:155

お勧め度:☆☆☆☆