メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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迷路・・・ではないけれど、前作以上のハラハラドキドキ満載!!


2015年10月23日公開
監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライアン
カヤ・スコデラーリオ
キー・ホン・リー 他


【賛否両論チェック】
賛:偽りの世界から抜け出し、命を危険にさらしながらも、戦い続ける主人公達の姿が印象的。予定調和な展開の中にも、散りばめられた意外性のあるストーリーがステキ。
否:何もあらすじを説明してくれないので、前作の知識は必須。急に驚かせるシーンも結構あるので、苦手な人には不向きかも。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンが結構あり



 巨大迷路に放り出された主人公達の脱出劇を描いた「メイズ・ランナー」の続編です。今度は砂漠化した世界を舞台に、戦いの幕が上がります。


 前作で、WIKDによる実験から脱出し、謎の部隊によって救出されたトーマス(ディラン・オブライエン)達。その後彼らは、砂漠の中にある隔離された基地に収容されます。彼らを招き入れたのは、基地のトップ・ジャンソン(エイダン・ギレン)。そこにはトーマス達の他にも大勢の若者達がおり、トーマス達は巨大迷路が他にもあったことを知るのでした。


 しかし不思議なことに、いるのは最長でも1週間だという者ばかり。それもそのはず、毎晩夕食の際に、数名ずつ名前を呼ばれ、農場のような場所だという“東ウイング”へと連れられていくのでした。迷路から脱出出来た解放感からか、誰1人疑うことなく、その満たされた生活を謳歌していましたが、その中でトーマスだけは、毎晩連れられていく若者達の姿に違和感を覚えます。そんな彼の寝室に、ある夜床下から声がかかります。そこにいたのは、1番長くいるエリス(ジェイコブ・ロフランド)という青年でした。彼は
「見せたいものがある。」
と言うと、排気管をつたい、トーマスを東ウイングの入り口へと連れていきます。そこで2人は、若者達が被検体として、中へ運ばれていくのを目撃するのでした。


 翌日、どさくさに紛れて監視兵のIDを盗んだトーマスは、エリスと共に東ウイングの中へ。しかしそこには、無数の若者達が吊るされ、仮死状態のまま体液を採取されているのでした。さらに驚くことに、やってきたジャンソンが通信を始めたのは、なんと死んだはずのWIKDのボス、エヴァ・ペイジ(パトリシア・クラークソン)。事ここに至って、自分達が今いる場所が安息の地等ではなく、巨大迷路と何も変わらないWIKDの実験施設だと気がついたトーマスは、部屋にかけ戻り、仲間のミンホ(キー・ホン・リー)達を連れて脱走を図ります。彼らに気がついたジャンソンは、
「巨大迷路は脱出出来ても、砂漠では生き延びられないぞ。」
と警告しますが、それでもトーマス達は、基地を脱走。砂漠へと逃げ込み、偶然見つけた広大な廃屋に、身を潜めようとするのでしたが・・・。


 まず、前作の知識は必須です。前作を観ていないと、なんだかよく分からないまま終わってしまうと思います。


 今回は、前作のような「巨大迷路の謎を解く」「脱出方法を見つける」といったハラハラ要素はありませんが、逆にこれまでなかったような、自分達を捕らえた組織からの逃避行や、組織の目的を知り、それに抗い続ける主人公達の孤高な戦いが、非常にスリリングに描かれていきます。用意された偽りの安寧を捨てて、どんなに厳しくても自らの運命を切り開いていこうとするその姿は、さながらあの「進撃の巨人」を彷彿とさせるようでもあります。


 急に驚かせるシーンも結構ありますので、そういうものが苦手でなければ、ハラハラドキドキのサバイバルアクションを、是非劇場でご覧になってみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※近未来が舞台のSFアクション・・・本作の舞台となっているのは、太陽から降り注ぐフレア・ウィルスによって、人類が“クランク”と呼ばれる姿へと凶暴化し、絶滅の危機に瀕している世界であることが、前作のラストで明らかになりました。本作のように、近未来の荒廃した世界が舞台となっている作品は、最近特に多く見受けられます。「バイオハザード」シリーズなんかはその最たるものですが、「ワールド・ウォーZ」のように、今まさに世界の終えんが始まろうとする作品。そして荒廃後の世界を描いた「スノーピアサー」や「プリースト」や「エンダーのゲーム」、「アップルシード」シリーズや「TOKYO TRIBE」。他には「ハンガー・ゲーム」シリーズや「ダイバージェント」シリーズや「進撃の巨人」シリーズ、「ギヴァー 記憶を注ぐ者」や「アノマリー」のように、荒廃した後に出来た偽りの世界と、その支配に抗おうとする主人公の戦いを描いたもの。・・・等々、似たような設定は多いですが、それぞれ着眼点や発想が異なるので、比較しながら楽しんでみるのも、またイイかもしれませんね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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