新劇場版 頭文字D Legend2 闘走 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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これが走り屋。本能に目覚める第2章。


2015年5月23日公開
監督:日高政光
出演(声):宮野真守・諏訪部順一 他


【賛否両論チェック】
賛:走りに全く興味のなかった主人公が、次第に走り屋としての本能に目覚めていく様が印象的。前作の知識がなくても大丈夫そう。
否:車やカーレースにまつわる用語が多数登場するので、知らないとスゴさがあまり伝わらない。倫理的にも問題あり。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・カーアクション多数あり
怖シーン・・・基本的にはなし



 人気コミックのアニメ映画化、その新シリーズ・第2章です。


 前作で、“赤城レッドサンズ”の高橋兄弟の弟・啓介を、秋名の峠で破った主人公・藤原拓海。有名な走り屋を非力なハチロクで打ち破ったということで、その名前は瞬く間に秋名中に知れ渡っていました。“秋名スピードスターズ”の面々や親友の樹は、何度もスピードスターズに入るよう拓海を説得しますが、拓海は
「俺は走り屋じゃない。」
の一点張りで、メンバーに加わることを頑なに拒否するのでした。


 そんな拓海の前回の走りを観ていた、“妙義ナイトキッズ”のトップ・中里毅。彼もまた、ハチロクで峠をぶっちぎる拓海の走りに魅了され、スピードスターズに挑戦状を叩きつけてきます。しかも挑戦を受けたのが、あろうことかガソリンスタンドで店番をしていた樹だったため、樹は勢いでその挑戦を受諾してしまうのでした。


 焦るスピードスターズの面々をよそに、全く乗り気でない拓海。そんな彼に対し、拓海の父・文太の旧友でもある店長は、
「勝てっこない。絶対にやめておけ。」
と告げます。実はこれは、反骨心の強い拓海を焚きつけるための作戦でしたが、それに見事に引っかかった彼は、中里の挑戦を受けることにします。ところが、いざ勝負の夜になってみると、文太が車に乗って出かけたままなかなか戻りません。次第に焦り始める拓海。その心の中には、今まで想像もしていなかった、“走り”への熱い想いがこみ上げているのでした・・・。


 最初に前作のあらすじを紹介してくれるので、最悪観ていなくても大丈夫そうです。始めは“走り屋”に全く関心を持たなかった主人公が、ライバルからの刺激や周りからのエールによって、次第にその本能に目覚めていく様子がカッコイイです。その常人離れしたドライビング・テクニックの数々にも、観ていてハラハラさせられっぱなしです。


 用語は知らないとかなり難しく、倫理的にもかなり問題はありますが、大人になるとなかなか味わえない興奮を、是非堪能してみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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