わたしのハワイの歩きかた | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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思いのほかリアルなハワイ。ちょっと開放的なラブコメディー。


2014年6月16日公開
監督:前田弘二 出演:榮倉奈々・高梨臨・瀬戸康史・加瀬亮 他


【賛否両論チェック】
賛:個性的な登場人物達が織り成すドタバタ劇に笑い。ステキなハワイの雰囲気も堪能出来ると同時に、リアルな現実にも考えさせられる。
否:ハワイである必要性には若干の疑問符。主人公も若干尻軽で、共感出来るかは微妙なところ。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 ハワイを舞台にした男女の恋模様を描いた作品です。主演は榮倉奈々さん。
 主人公・みのり(榮倉奈々)は、出版社に勤めるOL。ある日みのりは、友人の愛子(中村ゆり)から、ハワイで挙げる彼女の結婚式の二次会の幹事を頼まれます。「取材で行けば、会社の金でハワイで飲み食い出来る!!」と考えた酒豪のみのりは、半ば脅迫で社長を丸め込み、一路ハワイへ。そこで彼女が出逢ったのは、レストランのゴミを拾う謎の男・知哉(加瀬亮)や、ハワイで玉の輿を狙う茜(高梨臨)と、そのストーカー・本間(宇野祥平)、お茶漬け屋で全米進出を目指す鎌田(瀬戸康史)ら、一癖も二癖もある人物ばかりでした。
 中でも茜とは口の悪い者同士、すぐに意気投合したみのり。茜に連れられ、パーティーに顔を出すうちに、あの謎の男・知哉が、実はハワイで成功した日本人の御曹司であることを知ります。しかも、泥酔したみのりを知哉が介抱してくれたことから、2人は次第に親密になっていくのでしたが・・・。
 何と言っても、ハワイの穏やかな雰囲気を体感出来るのがイイところ。ただ、お話のメインはそうした夢物語ではなくて、優雅な暮らしを送るセレブ達に、なんとか取り入ろうとするビジネスマンや女性達などの現実的な姿。そうした現実を目の当たりにした主人公に、少しずつ心の変化が起こっていく様がリアルです。反面、「これって・・・ハワイじゃなきゃ・・・ダメ?」っと思ってしまう展開でもあります(笑)。
 主人公の意外な軽さも好みは分かれそうですが、滅多に行けないハワイに飛び込める映画ですので、旅行気分もお持ちになって、是非観てみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>


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