ラスト30分の大乱闘は一見の価値あり。久しぶりの本格ヤンキームービー!!
2014年4月12日公開
監督:豊田利晃 出演:東出昌大・早乙女太一・やべきょうすけ 他
【賛否両論チェック】
賛:役者さん達の気合の乱闘シーンの連続。手に汗握るハラハラドキドキの殴り合い。前作までの知識も、基本的には不要。
否:当然ながら、殴り合いが苦手な人には不向き。グロシーンも多少あり。
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・暴力描写多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・なし
あの伝説のヤンキー映画化が、装いも新たに帰ってきました。主演は、今をときめく東出昌大さん。ライバル役は早乙女太一さんです。
舞台は、最強の不良高校・鈴蘭高校。主人公・鏑木疾風雄(東出昌大)は、3年生から鈴蘭に転校してきた変わり者。並みいるヤンキー達がその頂点を目指す中、桁外れの力を持ちながらも、ケンカに全く興味を持たないアウトローでした。そんな彼の前に現れたのは、地元のヤクザを親に持つ1年生・加賀美遼平(早乙女太一)。彼もまた、ケンカには興味を持たないものの、その力は計り知れない不気味さを漂わせていました。
時を同じくして、街に戻ってきた元ヤクザの片桐拳(やべきょうすけ)。彼は、かつて世話になった亡き兄貴の妻・あや(浅見れいな)の切り盛りする中古車販売店で、商売を手伝うようになります。
そんな中、遼平の組にすり寄ってきたのは、少年院から出てきたばかりの藤原一(永山絢斗)。彼は粋がる高校生達を憎み、潰すべく、ODAという暴走族のグループを結成。鈴蘭高校の生徒は勿論、自らの出身である黒咲工業高校の生徒も、見境なく襲撃していきます。さらに、一等地にあるあやの中古車販売店を手に入れるべく、遼平の組が店への襲撃もODAに指示したことから、片桐達もこの抗争に巻き込まれていきます。
事ここに至っても、まだその重い腰を上げようとしない疾風雄でしたが、小岐須健一(勝地涼)らと行動を共にするうちに、少しずつ鈴蘭への想いが変わっていきます。そして、ついに遼平と藤原が手を組み、鈴蘭を壊滅させようと動き出した時、疾風雄も仲間達と共に立ち上がるのでした・・・。
片桐やリンダマンなど、「クローズZERO」にゆかりのある面々が登場しますが、基本的には前作までの知識がなくても大丈夫です。特にラスト30分の、役者さん達の気合充分の乱闘シーンは圧巻です。ヤンキー映画なので、当然暴力描写はメッチャあります。その辺は、言うまでもなく好みが分かれるところでしょう。
本物のヤンキーや極道の皆さんが観れば、勿論物足りない所はあるかと思いますが(笑)、日頃味わえない爽快な殴り合いを、是非映画の中で味わってみて下さい。
オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>C
本サイトはこちら→ http://movienavi.net/