ここ3年ぐらい、「尿もれ」と「湯漏れ」にお悩みの53歳のAさん。
3人の成人した男子のお母さんです。
出産後などは、尿もれは全くなかったとのこと。
お体はかなり細身で、脂肪も筋肉も少ないタイプ。
仕事中は尿もれはないそうですが、
家で尿意をもよおしてから、少し我慢してしまうと、
便座に座るまでに間に合わないことが、週1回ぐらいあるそうです。
もちろん、くしゃみをした時などの「ちょい漏れ」も。
そしてもうひとつ。
お風呂に入ったあと、膣に入ったお湯があとから出てくる「湯漏れ」もあるそうです。
そんな時、
「はぁー(T . T)って、自分が情けなくなっちゃうんです」と。
どんな感情も、生きていればこそ味わうもの。
とはいえ、できることなら少しでも改善して、モヤモヤする気持ちはスッキリさせたいですよね。
Aさんは、閉経してから特にこの症状が気になるようになったとのこと。
閉経後は、女性ホルモン「エストロゲン」の低下によって、
膣や外陰部の粘膜が薄くなったり、乾燥しやすくなったりすることがあります。
エストロゲンは、膣の粘膜の厚みや弾力、うるおいを保つことにも関わっているんです。
ほんと私たちエストロゲン様には色々守っていただいてたんですね。
ありがとう!
でも、Aさんの場合、それだけではないかもしれません。
というのも、
Aさんはヨガをずっと続けていて、特にメンタル面ではプラスの変化を感じているそう。
さらにここ1年は、マシンピラティスのグループレッスンにも週2回通っています。
ピラティスは、体を内側から支え、安定させる筋肉を使いながら、
体の使い方を学んでいくエクササイズ。
ボディメイクや動きやすい体づくり、
スポーツや日常のパフォーマンスアップ、
ケガをしにくい体づくり、
リハビリなど、さまざまな目的で取り入れられています。
Aさんも、お腹が引き締まってきたそうです。
一見すると、
「ちゃんと体の内側の筋肉に効いているんだな」
と思いますよね。
ところが、
「尿もれ」も「湯漏れ」も、まだ改善されていません。
そこで私は、
「筋肉を鍛えること」だけではなく、
その前に、体がちゃんと動ける状態になっているか?
というところを見てみました。
Aさんの場合、
動きを見ていると、お腹まわりの筋肉や、肋骨の下あたりにある横隔膜まわりが
硬くなっているように見受けられたんです。
骨盤底筋群は、呼吸に合わせて横隔膜などとも連動して動きます。
だからこそ、
「骨盤底筋を鍛えればOK!」
ではなく、
まずは呼吸がしやすく、体の内側がしなやかに動ける状態をつくることも大切なんです。
そこでAさんには、
まずお腹まわりや横隔膜まわりをゆるめることからスタート。
そのあと、
呼吸と一緒に骨盤底筋群を意識するエクササイズを行いました。
筋肉は、ただ鍛えればいいわけではありません。
力が入りっぱなしのところは、いったんゆるめる。
そして、
「ゆるむ→動く→支える」という順番で体を整えていく。
そんな視点も、尿もれケアには大切なのではないかなと思っています。
Aさんのこれからの変化が楽しみです♪
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