こんばんはー。 皆様お元気でつか?
私はまあまあですが、私よりわっぜか(←すごくって意味)元気やヤツがいます。
まぁ、私の日記には割と頻繁に出てくるあの御仁でございます。
今日は朝、母のいる施設に行こうと思ってて、バス停のあるところまで行ったんですよ。
そのバス停で左を向くと、我らが桜島の上のあたりが見えるんです。
で、いつものように左を見たら・・・・・。
「・・・・・・ああぁぁぁぁぁぁ・・・・。やっちゃってる・・・・・」
本当は晴れなんです。 今日は晴れてるんです!w
しかし・・・・・あの・・・・・灰色の正体でそこがまるで曇りのように・・・・。
まだ噴火してそんなに時間経ってないな、風に乗ってこっちに来てるー!
風向き次第で360度どこにでも馳せ参じますよ、桜島の灰は。
今日はこっちがお当番日でしたか。
迫りくる灰の帯を見て浮かんだ歌は。
「う~ぅ、きっと来る、きっと来る、風に乗って~」 一部改変しますた。
きっと来る、のは貞子だけにあらずな鹿児島でしたw いや、貞子より始末が悪い。
も、ほんっとにね、このどよーっとしたグレーの帯を見ると「あぁ、今日は終わったな」と終末を迎えた気分になるんですわw
やる気が一気に失せるんです。
どっかに行こう、洗濯しようとか天気も関係するような行動は控えようって気になるんです。
降灰の中、わざわざ外に出かけて灰まみれになる事もないですからね。
洗濯も濡れてるうちに灰がくっつくとまた洗濯しないといけなくなるから。
私もこれを見て母ちゃんのとこ行くの止めようかなーと思ったんだけど、行かなきゃ寂しがるし、明日は天気が崩れるって言ってたから今日行かないと!と決めてたし、渋々バスに乗って行ったんですけどね。
施設はこれから灰がやって来るって場所にあるので、「行きはよいよい、帰りは恐い」で、帰りの方が灰の中かと思いつつ、母と話をしていざ帰り。
右側が若干青空なの、わかりますかね?
灰は風で拡散しちゃってまるで天気そのものが曇りみたいになってるけど、これは灰のせいです。
遠くの山が霞んで見えるよー、灰真っ只中なのかな? あへー。
ハァ・・・・・あの中に帰っていくのか・・・・。
バスに乗るため、バス停へ。
そこの空は、まー綺麗な本来はこういう空なんだよ、的な青空。
それなのに、あぁ、それなのに。
そのままバスに乗って家に帰ろうと思いもしたけど、昼からは自分の病院に行くつもりでいたから・・・・灰だろうけど、くそぅ、行ってやろうじゃあねぇか!って事で病院行きました。
自然のゴーグル、あいや、メガネをかけてるので灰わかんないし、帽子もマスクもつけて完全防備だったから、大丈夫だった。
で、ちょうどお昼時だったので、お弁当買って午後からの診察が始まる前にお弁当食べてしまえと思って入口のすぐ脇に木のベンチがあるんでそこで食べようと座ってから「あ、ここ外だから・・・まさか・・・ね」と思ってスッと指を滑らしたらザーラザラw
うおぉぉぉ、やっぱりこっちも降ってたー!!
慌てて、中に入ってご飯食べました。
ま、風向き次第でどこに行くかわからない灰がこっちまで大量に来るってのはそこまで頻繁ではないんですよ。
山があったりしてそれが邪魔してこっちまで来ないってパターンがあるので、ニュースで見てそんなに降ったんだ、と後になって知ることはあっても・・・・・ま、今朝のアレを見るとさもありなんって感じですね。
慣れっこになってる私達はいいけど(いや、よくない)こういう日に観光に来た人達は可哀想だなぁと思ったのでした。
でも、考えようによっちゃ、こんなアンラッキーに見えても、日本中で灰まみれになるチャンスに中るなんて鹿児島くらいですよw
むしろ、自然の猛威を知るいい機会ですぜ、だんな。
ただで味わえるスペクタクルネイチャリングじゃないですかw
こんな日に鹿児島来れた!と逆に考えればいいんです。
かなりポジティブ思考な人向けなネイチャリング体験ですがねw
いや、でもこれ、よく言われる富士山が爆発するとか言われたりするけど、そうなったらどう行動するかの予行演習・・・・にもならない規模かもしんないけど、灰が降ってくるって体験だけでも貴重なものだと思いますよ。
もし今後鹿児島に来る、とか友達さんが鹿児島行くって方がいらっしゃいましたら、装備をした方がいいよと一言言ってあげてくださいw
ま、マスクは必須アイテムです。 できれば100均じゃない、厚めなマスクがいいです。
今日私もマスクつけてたけど、帰る頃には口の中がちょっとジャリってましたからww
あとゴーグルは・・・・さすがに・・・・なんで、メガネがゴーグル代わりにもなりますので、ダテでいいんです。100均で結構。
あと帽子。
鹿児島でも傘でしのごうと差してる人いますが、風があるので無意味。
360度どっからでも攻めてくるので、まだ帽子の方がマシ。
でも、目の粗い帽子は粒子の細かい灰は入ってくるのでNGです。
これも後になったらいい思い出になるので、ぜひ鹿児島にいらしてくださいw
こういう降灰の日に中った、ってのはむしろラッキーなんですから。
でも、正直いえばやっぱり晴れ渡る空に映える青い桜島を見てもらいたいなぁ・・・・。
自然は私達人間の迷惑なんぞ考えちゃいないから、噴火したい時に噴火して灰を撒き散らして、それに対してブツブツと人間は文句を言うけど、でもやっぱりそこに桜島があってこその鹿児島だし、生まれた時からそういう環境で育てば、それも当たり前の姿だし。
自然がくれる恵みと災害は(降灰は災害の範疇ではないけど)表裏一体。
文句ばっかり言ってたら桜島が不機嫌になってますます憤慨したら困るので、なだめすかしながらの共存ですw
しかし、いつまでも風が吹いたら舞い続けるので明日あたりの雨で流されるといいんだけど。
人の手で後始末も大変なんですよ。
ちょっと大雨降って灰を流してね、って考えのある、それも自然を利用して生きてきた鹿児島県民なのでした。
まさに自然浄化ですね。
と言う事で、今日の鹿児島はこんな感じでした、な日記でした。
鹿児島で、ぜひ未知の体験してみませんか?w
貴方の記憶に一生残ることを保証しますw
あ、ちなみに「灰が降る」は地元民は「へがふっ」って言いますw
「へ」が灰で「ふっ」が降るの変化形。
鹿児島は語尾(だけじゃないけど)を短くするんですよね。
長崎は「ながさっ」宮崎は「みやざっ」ってな風に。
っと、また方言の話しだすと長くなのでこのへんで。
またお会いしましょう。