万博設計07「SERVICE」
終演いたしました。
沢山のお客様にご来場頂き、無事幕を降ろす事が出来ました。
本当にありがとうございます。
万博設計の橋本君とは一人芝居でタッグを組んで以来の現場でした。
万博設計へは初の参加でした。
橋本君の描く緻密に散りばめられた言葉が渦巻く世界に、自分がどう溶けこめるのか。
不安とワクワクが渦巻いてました。
僕は最初の方の稽古に殆ど参加出来ず、稽古残り10日での参加となり、他の方にだいぶ遅れを取っての参加だったので、プレッシャー半端なかったです(´Д` )
橋本ワールドは誰か一人でもブレるとワールドが霞んでしまう。
最後の最後まで、橋本君と役者でディスカッションをして、この作品を煮詰めていきました。
結果、どろっどろっに煮詰められた濃い作品に仕上がりました。
そこに素敵な美術、照明、音響が加わり重厚な橋本ワールドが出来上がりました。
八百屋舞台、身体はハードやったなー(笑)
でも、その身体のストレスすらもワールドの一部になってました。
今回、若い人から一番上は44のおっさんまで(俺です笑)年齢差のある現場でしたが、とてもバランスの取れた素晴らしい座組でした。
若い子達のパワー溢れる演技をベテラン陣がしっかり受け止め昇華させ、44のおっさんは(俺笑)邪魔をしない様に一生懸命頑張りました(笑)
今回僕は40のヤンキーの役でした。
江洲大吾という人物は、バカでケンカっ早くて、弱くて、情けなくて、昔亡くなった彼女の事をずっと引っ張り生きている男です。
でも、その依存というか、ひたむきな想いというか、なんとなくわかるなーって。
そして最後はコンビニが開いたのをきっかけに立ち上がり少し前に進もうとする…
もしかしたら進めてないのかもしれませんね(笑)
とても愛すべき役でした。
彼女とはもう10年位の付き合いになるのですが、がっつり芝居したのは今回が初めて。
なんか言葉を掛け合いながら、懐かしさとか色々感じちゃいました。大人になったねーって(笑)
この方も共演するのは初めて。
とても透明感もあるし、黒い渦巻いたものも体を巡ってるのもガンガン飛んでくるし、とても素敵な女優さんでした。今回絡んだのは最後のシーンだけでした。
もっと絡みたかったなー。
この方は、とても優しいオーラを持ってる方です。
それがお芝居にも生かされていて、愛すべきキャラクターになっていました。もっと絡みたかったなー。
この方は、今回初客演だったそうです。
実直で、一生懸命で、熱量半端なかったですね。
今後の活躍が楽しみな女優さんです。
マウス以外の現場で久々に共演しました(笑)
ほぼ絡みはなかったんですけど…。
今回の彼女の役は飛松という犬の役でした。
なんだろうなー、上手いんだなーこの人は。
犬という役貰ったら、下手したら犬犬しい事をする人もいると思うのですが、自分のフィルターにしっかり通して、立ってるんですよ舞台に。
そして、犬にも見えるんです。これが。
改めてバケモン女優やなと思いました。
関西でも指折りの素敵な女優さんやと思います。ほんまに。
畑中咲菜さん。
僕の亡くなった彼女を演じていました。
若干19歳!若い!(笑)
なんかねー、一生懸命生きてるんですよ役を。
もちろん皆さんそうですよ。
彼女はねー、なんか粗くて脆い所も多々あるのですが、それを突き破るブルドーザーみたいな勢いと、惹きつける華が強烈にあるんです。
最初の本読みからこの人が面白くて素敵で。
わあ橋本君がこの役につけたのわかるっと思いました。
沢山俺を助けてくれました。ありがとう。
そして
橋本匡市さん
自分の持つ世界観を、ぶれずに作品に載せているとても素敵な作家さんであり、演出家であります。
どSな演出家ですがね(笑)
それは一人芝居の時から思ってましたが(笑)
今回、久々にご一緒して、あー俺はやっぱり好きやなーと。またやりたいなーと思いました。
今回誘ってくれてありがとうございました!
そしてこの作品に豊かすぎる程のエッセンスを加えてくれたスタッフの方々、
裏でしっかりサポートして頂いたお手伝いの方々、
そしてそして、今回も沢山のパワーをくれたお客様!
本当に本当にありがとうございました!