大阪、東京公演無事終了いたしました。
始まる前は長丁場やなーと思ってたのですが、始まってみればあっという間でした。
まあ芝居あるあるですね(笑)
今回のしょうてん魂は7年前にMousePiece-reeが劇場初進出した時の作品の再演でございます。
僕の処女作でもあります。
今回、シアター711さんに演劇祭に誘って頂き、じゃあ大阪は同じサイズ位の1stでやろうとなり、それだったら7年前に1stでやったしょうてん魂を再演しようとなりました。
7年前の作品を今の僕達がどう作るのかという楽しみがありました。
前回は僕達3人に女優さん1人の4人でやった作品なんですが、今回リライトしてキャストも1人増やしての5人のお芝居になりました。
その役がこちらです。
そしてこの留美子役を演じて頂いたのが、MousePiece-ree3回目の出演の大沢めぐみさんです。
この役を増やして書いて良かった。
より一層、福田の寂しさ、切なさ、悲しさが増幅された気がします。
観てくれたお客さんも「えっこの役なかったん?この役ないの考えられへん」とまで言われました。
初演を観て頂いたお客さんも、この役が入る事で厚みが出たと言ってくれました。
そこまでこの役がこの作品に溶け込んだのは、大沢さんの演技の賜物だと思っております。
今回はコメディ部分もシリアス部分も担って頂きました。
本当に上手いんだなーこの人。
関西の至宝だと思いますよ。
そんな方なのにマウス3回も出て頂いて申し訳ない(笑)
とても素敵な女優さんです。
そして、この作品の要、優美子を演じて下さったのが
演出の森崎君が「しょうてん魂を再演するなら、この役は絶対近内さん」といい、「この役をやる人が見つかったから再演しよう」と思わせてくれた方です。
この役は出番が一瞬なのですが、この作品には無くてはならない役なんです。
そして近内さんが演じた優美子は、透明感、儚さ、弱さ、包容力を全て纏っていました。
いやー本当にこの人に演じて頂いて良かった。
この人も出てきた瞬間のオーラが凄いんですよ。
今回ほんまにこのお二人には助けて頂きました。
稽古も、僕達の稽古がどうしても多くなり、出番がない日もあるのに嫌な顔をせずに、むしろ色々案を出してくれて稽古を助けて頂きました。
お二人共、本当に人がいい方で、それがお芝居にも出てました。
素晴らしい女優さん達です。
近内さんは劇場に入っても僕達の衣装をいつの間にかアイロンかけて下さったり、干してくれたりと本当に色々助けて頂きました。
ほんまにありがとうございますm(__)m
毎日ご飯一緒に食べたり、酒飲んだり、酒飲んだり(笑)
ほんまにええ座組でした。
ちょっと泣きそうになりましたよ(笑)
そして東京公演の仕込み日の前回は大沢さんの誕生日だったので、仕込み日にサプライズ返し(笑)
今回、ラストシーンは新たに付け加えました。
台本では、福田が去った後、僕らがワチャワチャして終わるんだったのですが、演出の森崎君が「福田が救われなさすぎる。ちゃんと悲しむ人はいるんだよてシーンが欲しい」と言って、5人で試行錯誤して出来たシーンです。
結果、作品がぎゅっと締まったと思います。
照明も音響も役者も最高に混ざり合って、とても素敵なシーンになりました。
俺もこのラストシーン好きやったなー。
再演、そして役を1人増やしてのリライトという事で幕があくまではほんまに怖かったです。
まあいつも怖いのですが(笑)
でも、観て頂いた沢山のお客様にほんまに面白かったと言って頂き、初演を観たお客様にも今回の方が良かったと言って頂き、そして今までのマウスで一番良かったと言った声も沢山頂きました。
そしてお友達にもこの作品を推して頂きました。
ほんまに嬉しかったです。
新たなしょうてん魂、いや真のしょうてん魂が産まれたなと思っております。
僕達の作品は独特だと思います。
よくコントと言われますが、コントではないんです!お芝居なんです!
昔、ある方に「マウスは笑いだけでええんちゃう?ストーリーない方がいいんちゃう?」と言われた事もあります。
違うんです!お芝居がしたいんです。
僕達にしか出来ない作品を作りたいんです!
普通のお芝居がしたいなら、マウス作ってません(笑)
マウスならではの作品を作りたいんです!
今回、本当に嬉しい言葉を大阪、東京でも沢山頂き、これからもマウス道を貫いてやろうと、改めて思いました。
勿論、驕ってはいませんよ。
僕達はまだまだですし、お客さんにも沢山入って頂きたいし。
これからもMousePiece-reeを進化させていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします(^_^)
最後に、今回の作品を素敵な作品にあげて下さった大沢さん、近内さん、作品に素敵な色をつけて頂いたスタッフの皆様、沢山のサポートをして頂いたお手伝いの皆様、そして!貴重なお時間を割いてご来場頂き、沢山のパワーくれたお客様!本当に本当にありがとうございました!