塗料の歴史は古く、創世記の時代にまでさかのぼることができるが、その歴史の大部分はピッチ、漆、シェラックなど鉱物・植物・動物からえられた天然樹脂と、天然産の着色料をもちいた塗料でしめられている。
これに対して今日われわれが使用している塗料の多くは人工的につくりだした合成樹脂を原料としたもので、最近20~30年間の化学工業、なかでも高分子化学工業の発達によるところが大きい。
しかし一方では合成樹脂のはんらんがもたらした環境汚染など今後無視することができない問題もあり、外壁塗装などの塗装工業にたずさわるものとしてこれからの塗料がいかにあるべきかをよくかんがえる必要がある。