末広亭は古い木造建築の寄席。

 


外観が古めかしくて江戸時代もこうだったのかなぁと思わせるたたずまい。

 


場内も江戸の雰囲気が楽しめる。

さて、前回の続きです。

 

 

平日の末広亭。
昼の部の後半のタイミングで入場するとそこには観たこともない光景が。

 

満席です。


桟敷席に若干の空きがあるのでそこへ。
落語の真っ最中。
そろりそろりと桟敷席へ。

客席を見渡してみた。
 

しかしスゴイな。
平日の真昼間にこんだけ客を集めるとは。
立ち見客も5~6人いる。

なにやら下げが決まったようで拍手が起きた。

しばらくしてお婆さんに扮したお爺さんが登場。
コントD51師匠だ。

持ち時間20分だろうか、前半の10分をたった一人で笑かしにくる。
序盤からクスクスと笑いが起こる。
次第に子供がゲラゲラ笑いだす。
それを弄ってくる師匠。
さらに笑いが起こる。

すまんのすまんのまんのうちょう!

が決まると割れんばかりの拍手が起きる。
客が多いから師匠も調子がよさそうだ。
楽しく演じていらっしゃる。

10分過ぎに相方のお巡りさんが登場。
拍手喝采!

もうこうなると、何をやってもウケる温度になってますね。

本ネタに入ってもバカ受け状態で終演。
素晴らしい。

そして、昼の部の主任が登場。
桂文治師匠。

客席にノリの良い子供が居たからだろうか、与太郎噺を始めた。

与太郎はご主人にお使いを頼まれたが、先方の名前を失念してしまう。
通りすがりの人たちに訪ねて行けば分かるかもしれないといろんな人に話しかけていくが、
出会う人、出会う人がさらにトンチンカン。
結局お使いはできず主人の元に帰ってきてしまう。

というお話。
古典落語なのか創作なのかちょっと分からなかった。

与太郎は落語の定番の大ボケキャラ。
憎めないバカが織りなす予想不可能な出来事が笑いを誘う。


この演目。
放送は出来ないだろうなと気づきました。

だって、与太郎は明らかに発達障害者として扱われている。
バカだけど憎めないキャラクターとして認知されてきたけど、
コンプラを気にする私、複雑な気持ちになってしまった。

とても笑えない。

でも、寄席は大爆笑。
コンプラを物凄く気にする私、そんな人たちを見てて羨ましいと思っちゃった。

寄席にはコンプラなんて関係ないんだよ!
演芸にはコンプラなんて関係ないんだよ!

でも、放送は出来ない。
演芸場だけでウケるお話なんだよね。

 

裏を返せば、バカを笑いたい人が寄席に集まっているということなのか。



6/17放送の「問わず語りの神田伯山」の中で、伯山氏が「嫁」と発言し、慌てて「妻」と訂正した。
そして、その訂正した事情と愚痴を話した。


放送で「嫁」というワードはBPO案件なんです。
でも演芸の世界じゃOKだから!と。

こういう姿勢が、客を呼ぶのか呼ばないのか
この続きはまた後日。


つづく

 

追記 本文に間違いがあることに気づきました。後日訂正した記事を掲載します。