満月にかかる朧と、ぼくの嘘と | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。


人の感情の処理には時間がかかる。

ある事象に対して自分なりの理解が追いつくのは、大分後だったりする。

その時は追いつかなかった感情に後から辿り着いた時、不意にその時には流せなかった涙が溢れて止まぬ時がある。

他人から見たらそれは何の前触れもないメンブレに見えても、本人にしたら、ようやく追いついた「感情の解」なのである。



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人との関係が先着順だとしても、
そういう時系列を飛び越えても
匂い立つ親近感や運命感を感じたら
その時は動けばいいと思う


長けりゃいいって人生ではないように
近づきゃいいってもんでもないのが
人間関係



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現世に生きる限り
体は年老い、限界があるけど
あの雲の中へ溶け入れば
輪廻の中に永生できるかもしれない



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今誰に近づかれても
近づきたくても

今自分が言える真実は何もなく
開示できる自己がないことが

出会いを躊躇させる


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朧月夜 なみだをためて
ぼぉっと朱く 染まります











満月があんなに近く視える
大声で呼んだら、声が返ってきそう

50メートル走れば
届くのではないか

満月にはぼくは
どう視えているんだろうか









きっとぼくみたいに勘違いした奴らが
一斉にあちこちで叫んでいるのだろう

返事待ちの顔したぼくたちを
満月は朧に隠れながら
笑って見守っているのだろう