帰りたくない..
そう思うシーンは、
人生でたくさんある事でしょう。
お気に入りのカフェでの現実逃避
好きな人との大切なデートの終わり
ふらっと出かけた旅行
居心地の悪い家族からの逃避行
帰りたい場所が
家でない時もあり、
さりとて
家に帰れば帰るで
ほっとする時もあり。
ある時は分かってくれる
女の胸へ
またある時は、
甘やかしてくれる、
王子の胸板へ
時には
呑む必要のないシナモンティーを
入り浸れる切符の為に
3杯も呑み、
時には
ふとした孤独の衝動が
関係欲しさに
空虚な浪費を促す
わたしは
今もこうして
貴方から逃避しながら
とてつもなく
貴方を渇望している
貴方を得られない腹いせに
いつかこの張り詰めた孤独から
道を踏み外して
落ちぶれてしまいそうな程に
弱い
みっともない
そんな女なのです
だから
貴方から隠れて
今はこうして
シナモンティーのクリームのように
ぬるい甘茶に
身を溶かしているのよ